はしご酒(はしござけ)
皆さんはどのようにお酒を楽しんでいますか?自宅で飲むのが好きな人もいれば、お気に入りの店で長居する人、反対に次々と行き当たりばったりで見つけた店に飛び込むのが好きな人もいると思います。そういったお店選びや飲み歩きの仕方の一つに「はしご酒」があります。では一体、どんな意味があるのか、由来や類義語、例文なども併せてご紹介します。
はしご酒の意味とは
はしご酒は、場所を変えながら次々と飲み歩くことを言います。意外と知らない人も多いようですが、本来は「なじみの店を一軒ずつ尋ね歩いて飲むこと」を意味します。ですので、行き当たりばったりで見知らぬお店に入ったり、無計画に飲む事とは少々意味合いが異なります。
はしご酒の由来
漢字では「梯子酒」と書き、文字通り「まるで梯子(はしご)を登っていくように、店を片っ端から尋ねて飲み歩く」という意からこのような言葉になりました。
はしご酒の文章・例文
例文1.最近では、はしご酒大会というイベントが全国各地の飲食店街で開催されているそうだ
例文2.花金に同僚とはしご酒をするのが毎週の楽しみだ
例文3.「スーダラ節」という曲で歌われているように、帰宅前にはしご酒をするサラリーマンは多い
例文4.昔は平日でもたまに朝まではしご酒をしたものだが、今となっては若気の至りだったなぁと思う
例文5.はしご酒をしながら、行く先々でなじみの客と話すのは楽しい
本来の意味は「なじみの店を飲み歩くこと」ですが、最近では例文1のように初めての人が参加できるイベントなどもあり、行きつけの店ではない場合にも使われるようです。
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はしご酒の会話例
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まえにお酒を飲むのが好きっていう話をしてたけど、どんなお店によく行くの?
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どちらかというとはしご酒するのが好きだから、ふらっと立ち寄りやすいような大衆酒場とか立ち飲み屋とかが多いかな。
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なかなか渋い!僕は同じお店で長時間飲み続けることが多いけど、はしご酒も楽しそうだね。
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だいたいいつも行くお店の候補があって、常連さんとも仲良くなったりして面白いよ。
お店を何件も渡り歩いて色々な人と話す事が出来るのも、はしご酒の醍醐味のようです。
はしご酒の類義語
梯子飲み(はしごのみ)という場合もあります。また、はしご酒とは反対に、一件の店に座り込み根が生えたように何時間も飲み続ける人のことを「臼(うす)」と呼びます。
はしご酒まとめ
今回ははしご酒という言葉について紹介しましたが、いかがでしたか?この言葉自体はよく使っているけれど、本来は「行きつけの店」の場合に使う言葉だということは知らなかった、という方も多いのではないでしょうか。最近では本来の意味ではない使われ方をする場面も多いようですが、正確な意味を知ることも大切だと思いますので、ぜひここで覚えて活用してみてください。