頭が下がる(あたまがさがる)

「頭が下がる」とは「必死に努力をしたり頑張っている人に感極まり心から尊敬する喩え」です。毎日必死に耐えながら努力をしている人には、ふとした瞬間「頭が下がる思い」に駆られる事がありませんか? 自分ではあんな大変な事は出来ないので「立派だなー」や「偉いなー」といった思いが溢れるのですが、このような感情こそが「頭が下がる」なのです。

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頭が下がるの意味とは

「頭が下がる」の意味は以下の通りとなります。
 (1)敬服する。感服する。感心させられる。
 (2)自分の能力や評価などを下だと認めた上で、尊敬する人に対して敬意を示す表現。
「頭が下がる」は相手に尊敬・敬服・感服などの感情が芽生えて敬意を示す事です。実際にお辞儀をするように「頭を下げる事」はしませんが、気持ちとしては下げているとなります。それぐらい心の底から感心をしている表れとして、ある種の最大限の崇めに「頭が下がる」を使います。因みに先ほどの「頭を下げる」はお辞儀をしたり謝罪や感謝からの態度となるので、微妙にニュアンスが異なります。要するにどちらも感服や敬服の気持ちはあるが、「頭が下がる」は謝罪やお辞儀の意味はなく、「頭を下げる」は謝罪やお辞儀も込められています。

頭が下がるの由来

「頭が下がる」の由来は残念ながら不明ですが、文献としては近代日本の小説家・泉鏡花の著書「琵琶伝」(1896年)などに文言が記されています。

頭が下がるの文章・例文

例文1.学生ながらに毎日遅くまで働き家計を助ける姿に、彼にはいつも頭が下がる思いで日頃から接している。
例文2.真夏の炎天下でも仕事をする人々には頭が下がり感謝の気持ちで一杯だ。
例文3.この国のトップは国民には嘘を吐き通すが、どこかの国の宗教指導者には媚び諂うのだから呆れるあまりこっちの頭が下がる。
例文4.頭が下がると言いながらも、態度は180度全く違う。
例文5.日本代表の頑張りに多くの国民は頭が下がる思いを抱いただろう。
「頭が下がる」を使った例文となります。

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頭が下がるの会話例

  • 質問者アイコン

    今日も残業ご苦労様です。

  • 回答者アイコン

    本当よ。あなたの給料が下がった分も私がフォローしないとで、大変よ。

  • 質問者アイコン

    もうそれには頭が下がる思いで…、すまない。そしてありがとう。

  • 回答者アイコン

    もう冗談だって。冗談よ。

夫の代わりとばかりに仕事に精を出す妻との会話内容です。

頭が下がるの類義語

「頭が下がる」の類義語には「恐れ入る」「恐縮します」「見上げた」「称賛に値する」「敬意を表する」などの言葉が挙げられます。

頭が下がるの対義語

「頭が下がる」の対義語には「侮辱」「軽蔑」「蔑む」「軽視」「見下す」「見下げる」「頭が高い」などの言葉が挙げられます。

頭が下がるまとめ

一生懸命に働く人や努力家といった傍から見ても思わず感心や感服する事が「頭が下がる」です。要するに尊敬する人に向けた表現で、自分の頭を思わず下げたくなるほど立派として「頭が下がる」となります。

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