ENG(イーエヌジー)
「ENG」とは「テレビのニュース番組などで、小型カメラで撮影を行う簡易的な取材方式」です。かつては大型カメラで映画やドラマなどを撮影していましたが、現在はカメラ性能も向上し小型化となっているので、より小さなカメラを取材などで使う事が多くなっています。持ち運びが便利で撮影も楽といったメリットがあるからで、その極め付けがスマホ撮影ではないでしょうか。そのような小型カメラやスマホを使ったニュースなどの撮影をする「ENG」についての解説となります。
ENGの意味とは
「ENG」の意味は以下の通りとなります。
(1)正式名称「Electronic News Gathering」を直訳すると「電子的ニュース取材」で、ビデオカメラとVTRを合わせたテレビニュースの取材方式。
(2)イギリスの中核となる地域であるイングランドの国名コード。
(3)工学や工学技術を意味する「エンジニアリング」(Engineering)の略。
「ENG」はイングランドの国名コードやエンジニアリングの略語という意味もありますが、一般的にはテレビのニュース番組におけるフィルムを未使用とする取材方式を指します。所謂、映画やテレビの黎明期はフィルムによる撮影でしたが、時代が流れて小型のビデオカメラなど便利なものが普及をすると、特にロケ取材ではそれらを使うようになりました。大型カメラを使うよりも手軽であり、映像品質も落ちないからです。近年はデジタル機材が導入されているので、デジタルカメラやそれこそスマホでも動画撮影が可能となり、ニュース番組などでもこの方式が取り入れられ、それを「ENG」と呼んでいます。例えば、事件現場や観光地などからの生中継では威力を発揮するので、今後はさらに「ENG」の動きが加速するでしょう。
ENGの由来
ニュースの取材方式としての「ENG」は、1972年にアメリカのCBSテレビが初めて導入したとされています。
ENGの文章・例文
例文1.ニュースを観ていると、ENGで取材をしたかのような視聴者によるスマホ撮影の動画が多くなったと常々感じる。
例文2.ENGがさらに進化すれば、リアルタイムの中継がどんどんニュースに取り入れられるだろう。
例文3.ENGの大都市はロンドンやマンチェスターやリバプールがある。
例文4.大学卒業後の将来はENG(エンジニア)やPG(プログラマー)の仕事に就くのが夢である。
例文5.いずれはスポーツの試合もENGとなり、スマホサイズの小型カメラで超高性能の映像を自宅のテレビに流すのが可能となる。
テレビの映像方式やエンジニアなどとして「ENG」を使った例文です。
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ENGの会話例
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YouTubeを見て思うんだけど、これってみんな高額のカメラを購入して撮影しているの?
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それは極一部の成功した成金ユーチューバ—だけでしょう。殆どの人はスマホのカメラだよ。
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えっそうなの? それでこんなに画像が綺麗なんだ。
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今ではテレビのニュース番組で流れる映像だって、スマホの場合があるじゃない。それこそENGが大きく進化や発展した賜物よ。
YouTubeやニュース番組の映像について男女が会話をしています。
ENGの類義語
「ENG」の類義語はありません。補足として”ニュース”の類義語は「報道」「知らせ」「連絡」「ジャーナリズム」「ルポ」「ニューズ」「報知」「インフォメーション」などの言葉が挙げられます。
ENGまとめ
「ENG」は放送業界の専門用語で、ビデオカメラで映像を撮影や取材する方式です。小型カメラ一台があれば撮影可能となるので、費用を抑えて生中継をするメリットなどがあります。YouTubeなどのスマホで動画を撮影する方法も「ENG」に含まれるようです。