「いざ鎌倉」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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いざ鎌倉(いざかまくら)

いざ鎌倉とは、何か一大事が起きてしまった時に、今すぐ駆け付けなければいけないといった意味になります。あまり聞き馴染みのない言葉かもしれませんが、どこかに急遽急いで向かう時などに使われる言葉になります。急いでどこかに向かう時に使うため、鎌倉に旅行などに行くときに使われるというわけではないので注意は必要です。それでは、今回は「いざ鎌倉」についての解説をしていきます。

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いざ鎌倉の意味とは

いざ鎌倉の意味は、何か一大事が起きてしまった時に今すぐ駆け付けなければならないという事です。ここでの鎌倉は、鎌倉幕府を指しています。鎌倉時代は、将軍と御家人(武士のことを指す)は「御恩(ごおん)」と「奉公(ほうこう)」という関係がありました。将軍は御家人に御恩として土地を与え、御家人はその奉公として将軍に何か有事があった際には将軍のために戦うというものです。そのため、呼ばれたらすぐに駆け付ける必要があり、いつどこにいたとしても、将軍のいる鎌倉に向かうことから「いざ鎌倉」という言葉が使われるようになりました。

いざ鎌倉の由来

いざ鎌倉の由来は、「鉢の木」という謡曲から来ているとされています。“佐野源左衛門という少し落ちぶれた武士がいたのですが、ある日旅の僧に会い、その時に「鎌倉に何か一大事があったら一番に馳せ参る」と言いました。後日、実際に幕府から緊急の招集があり、源左衛門は真っ先に鎌倉に向かい到着しました。すると、そこには以前会った旅の僧がいて、実はその旅の僧は幕府の北条時頼で、源左衛門は褒美をもらいました”という話の内容で、これがいざ鎌倉という言葉の由来となっています。

いざ鎌倉の文章・例文

例文1.自衛隊は常にいざ鎌倉という時に備えて訓練をしている。
例文2.鎌倉に遊びに行くときに、友達がいざ鎌倉と言っていたから、少し意味が違うよと注意した。
例文3.避難訓練を怠っていると、本当に何かあっていざ鎌倉となった時に対処できないだろう。
例文4.災害が起きた時は、とりあえず身の安全を第一にいざ鎌倉で避難した。
例文5.子供が生まれそうだと聞き、仕事を早退していざ鎌倉で病院に駆け付けた。
いざ鎌倉を使った例文になります。

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いざ鎌倉の会話例

  • 体調は大丈夫?

  • 熱も下がってだいぶ落ち着いたかな。

  • もし何かあったら、いざ鎌倉でいつでも駆け付けるからすぐに電話してね。

  • ありがとう。本当に心強くて助かる。

病気で休んでいる人を看病している様子です。

いざ鎌倉の類義語

いざ鎌倉の類義語には「すわ鎌倉」があります。また、類義語とは少し異なりますが、少し似た意味の言葉として「善は急げ」があります。

いざ鎌倉まとめ

いざ鎌倉とは、何か一大事が起きてしまった時に、急いで駆け付けなければいけないといった意味でした。これは、災害時などにも使われやすい言葉です。災害時にいざ鎌倉となっても大丈夫なように、日頃から備えておくことが大切ですね。また、他人に何かあった時は、いざ鎌倉と駆け付けてあげられると良いですね。

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