「いぶし銀」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

B!

いぶし銀(いぶしぎん)

いぶし銀とは主役ではなくとも本当に実力や評価が高い人の事を指す言葉です。スポーツ選手や昭時代の頑固オヤジや、そんなオヤジさんが経営する居酒屋やお寿司屋などの職人堅気、それから渋い中高年俳優に対してなど、色々と想像する事ができる言葉です。そんな「いぶし銀」ですが、正確な意味や由来を問われると、分からないものです。そこで、今回はこの渋い言葉と捉えられる事が多い「いぶし銀」の解説となります。

[adstext]
[ads]

いぶし銀の意味とは

「いぶし銀」の意味は以下の通りとなります。
1.燻し(いぶ)を銀(貴金属)にかけ、灰色のような色にさせる技法。「いぶし銀仕上げ」等と呼ぶ。
2.華やかさがない反面、本当の実力や別の魅力がある。
3.万人受けする人気はないが、通好みの評価が高く、実力も認められている。
貴金属の銀に燻しをかけ灰色にする技法との意味もありますが、一般的には本当の実力がある人や評価が高い人への称賛の言葉となります。また、中高年の男性に対し使う事が多く、いくら実力があっても十代の若者や女性に対して「いぶし銀」と例えるのは稀なケースで、通常はありません。ベテランに用いる言葉と理解して間違いなく、さらにそのグループやメンバーの年長者や二番手、三番手の実力を持つ人に対し使う場合も多いです。

いぶし銀の由来

「いぶし銀」の由来は、意味で説明した燻しを銀に用いる技法とされます。漢字での表記は「燻し銀」です。しかし、この「いぶし銀」技術が何時代に編み出され、全国に広まったのか不明です。一説によると、「いぶし銀」の技術は元々は瓦屋根に使われ、それが銀に応用されたと言われています。この「燻し瓦」は安土桃山時代に中国から伝えられました。因みに、金属である銀そのものは、さらに遡り飛鳥時代には諸外国から入り、金属工芸としては奈良時代に京都に伝わったのが、日本では最初とされます。

いぶし銀の文章・例文

例文1.ベテラン俳優によるいぶし銀の演技を魅せるドラマが今では大人気だ。
例文2.若白髪が多いので、いぶし銀と渾名が付けられた。
例文3.いぶし銀と呼ばれる年齢に達するのは、人生あっという間だ。
例文4.お気に入りの喫茶店のコーヒーは格別で、いぶし銀の味と呼べる本物だ。
例文5.いぶし銀と呼ばれる先輩技術者に憧れ、今は少しでも追いつこうと修行中だ。
悪い例えで「いぶし銀」を使う事はないので、憧れや実力を認めた際に使う事が多くなります。

  • [adsmiddle_left]
  • [adsmiddle_right]

いぶし銀の会話例

  • 学生の時はベテラン俳優の魅力が分からなかったけど、社会に出るとやっと彼らがなぜ人気があるのか分かった気がする!

  • 大人になったねえ! そうなの、自分も苦労をすると、ベテランの味や凄み、実力などが分かるよね!

  • 一つの世界で何十年も頑張れ、そこで実力があり周囲に認められるって、冷静に振り返ると本当に凄い事だよね。

  • じゃあ、今日はベテラン俳優のいぶし銀演技が炸裂する名作を徹夜で鑑賞しよう!

「いぶし銀」俳優の魅力にやっと気付いたという会話内容です。

いぶし銀の類義語

「いぶし銀」の類義語には、「ベテラン」「陰の実力者」「円熟」「趣がある」などの言葉が挙げられます。

いぶし銀の対義語

いぶし銀の対義語としては「スーパースター」「華がある」「成金(成り金)」などが挙げられます。

いぶし銀まとめ

金属の銀に対する技法が「いぶし銀」ですが、今では味わい深いベテラン俳優や実力がある人、魅力がある年輩者に対する称賛の言葉となっています。役者だけでなく、スポーツや一般人など様々な場面で使われますが、女性や若者に使う事はありません。

最新の記事はこちらから