おこ(烏滸)
主にSNSやインターネット掲示板などにおいて、怒りを表すものとして用いられる言葉です。「おこだぞ!」と言われたら怒っているんだなと解釈します。
ただ語感が表しているように、ほとんどの場合、軽い冗談のようなものとして用いられる言葉です。
今回はそんな「おこ」という言葉について、深く掘り下げてみたいと思います。
おこの意味
おことは、怒りを表す言葉として用いられるインターネット用語であり、流行語でもあります。
この言葉には怒りの段階を表すものとして、「おこ」「まじおこ」「激おこぷんぷん丸」「ムカ着火ファイヤー」「カム着火インフェルノォォォォオオウ」「激おこスティックファイナリアリティぷんぷんドリーム」というものがあります。
厳密に誰が考えたのかは不明ですが、このようなインパクト溢れる表現がこの「おこ」という怒りを表す段階として一般的に広まっています。
おこの由来
この「おこ」という言葉の語源は「ギャル語」であり、意味の項目で書いた「激おこぷんぷん丸」が元々の形であり、そこから派生したものであるとされています。
2013年頃にユーキャンが発表した「新語・流行語大賞」、また未来検索ブラジルの「ネット流行語大賞」にノミネートしました。
おこの文章・例文
例文1.その話はおこだ。
例文2.いやマジで激おこぷんぷん丸。
例文3.おこだぞ。私のプリンを勝手に食べてしまうとは。
例文4.このミスはおこ案件だ。ただちに修正してもらわなくては。
例文5.ストレスが溜まりすぎてまじおこ。バッティングセンターへ行こう。
おこという言葉は「怒った」という言葉の言い換えであるため、あらゆる場面で用いることができる便利な言葉です。
- [adsmiddle_left]
- [adsmiddle_right]
おこの会話例
-
私今おこですよ!佐藤さん。
-
もしかして昨日行った業務に何か不備がありましたか?
-
いえ、私が買っておいたおやつ、勝手に食べてしまいませんでした?
-
あ、すみません!そっちでしたか。
おこという言葉で怒ってもらえるというのはある種、温かさに溢れた場面と言えるかもしれませんね。
おこの類義語
おこの類義語としては、「怒る(おこる)」、「腹を立てる(はらをたてる)」などが挙げられます。
おこまとめ
このおこという言葉は怒りを表すものではあるのですが、想像してみてください。喧嘩をしてしまった場面で「怒ったぞ!」ではなくこの「おこ」という言葉を使った場合どうなるか?
人によっては意外と、この言葉がきっかけで静かな笑いが起こり、比較的早く仲直りすることができそうな気がしませんか。
このおこという言葉は一見、大した意味を持たない言葉のように見えるかもしれませんが、この状況を踏まえてみると意外と平和へ導く力を持った、すばらしい言葉であるとも言えるのかもしれません。