お局(おつぼね)
女性にとって、陰で言われていたら堪ったもんじゃない言葉ではないでしょうか?一言で表せば「嫌な女性上司」という意味を指し示した言葉になります。
男性の場合は「老中」「古だぬき」といった表現をするそうですが、この言葉ほど一般的ではないですよね。
今回はそんな「お局」という言葉について、深く掘り下げていきたいと思います。
お局の意味とは
「お局」とは、接続の言葉を用いて表現をすると「お局さまだ」「あの人はお局だよ」といった形で繋げて用いる、主に侮蔑の意味として使われる、「性格が悪い」「口うるさい」といった傾向がある人に対して用いられる言葉となります。
よって尊敬する先輩などに対して使われることはまずない言葉です。
お局の由来
「お局」というこの言葉は一説では江戸の時代の大奥などにおいて、仕切りで隔てていた個室があり、その仕切りとして使われていたものが「局(つぼね)」というもので、その個室を振り与えられた女中、すなわち指導する地位にいた女性に対して扱われていた言葉であったため、その当時は別に悪い意味は特に持っていなかったものなのです。
しかし1989年に放送された大原麗子さんという女優が出演された「春日局」というNHKの大河ドラマがきかっけでこの言葉は悪い女性上司を指すような意味を持つ言葉として社会に広まっていきました。
お局の文章・例文
例文1.お局様だ。
例文2.隣の会社の佐藤さんはお局らしい。
例文3.お局。陰で言われていたら絶対イヤな言葉だ。
例文4.私の上司は男性版のお局様だ。
例文5.最初はそんな気はなかった彼女がいつからかお局扱いされている。
お局という言葉はあまりよくない性格に対して用いられるものであるため、性別関係なく言われたくない言葉ですよね。
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お局の会話例
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お得意先の佐藤さん、なんでもお得意先の社内ではお局様だって噂があるそうですよ。
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いやですねー。そんな噂は聞きたくもないです。
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鈴木さんはそうならなそうですね。
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うーんストレスが溜まりすぎたり、嫌なことを沢山経験すると何かしら性格面に影響を受けてしまう部分はあるかもしれませんよ。
お局様と言われていることに気付けないというのも、一つの悲劇ですよね。
お局の類義語
お局の類義語としては、「ベテラン(べてらん)」や「女性ボス(じょせいぼす)」などの言葉が挙げられます。
お局まとめ
お局という言葉。誰しも陰で言われていたらショックな言葉ですよね。
環境は人に大きな影響を及ぼすもの。どれだけ根が真面目な人であっても、あまりにも大きなストレスを抱え込み過ぎたり、嫌なことを経験し過ぎてパンクしたり、もしくはそういった鬱憤を溜めたまま自分が上の立場の人になった時、それまでのこうありたいと思っていた自分のままでいられるかというと、よほどメンタルが強い人でなければYESと即答できる人はいないのではないでしょうか。
とは言え、普段の振る舞いに最低限の気を使っている人であれば、まずこんな言葉を言われる心配はしなくて大丈夫だと思われます。