お払い箱(おはらいばこ)
「お払い箱」と言われるのは、誰しもいい気はしないはずです。言葉自体にいい意味として感じるようなものはないでしょう。ただ、お払い箱という言葉の意味を知らない人もたくさんいるのではないでしょうか。そこで「お払い箱」という言葉の意味や由来を解説したいと思います。
お払い箱の意味
お払い箱というのは、いらなくなったものを捨てたり、捨てられたりすることを指します。こちらに関しては、断捨離などの身の回りを整理する際にかかってくる言葉かと思います。またビジネス領域においては、解雇されるような人のことを指します。ちなみに、解雇に際しては直接的に「お払い箱で」と宣告されるようなことは常識的にはありません。
お払い箱の由来
お払い箱の語源は、本来の字を「お祓い箱」と書き、伊勢神宮にある檀那に配ったお祓いの札を入れる箱からきています。その箱の中身の札は毎年新しいものと取り替えられるため、もじった呼び方で「お払い」と呼ばれ、不要なものを処分するすことを「お払い箱」と呼ぶようになったそうです。ここから解雇の意味にも繋がります。
また、これ以外の説でサンスクリット語の「parajika」の音写である「波羅夷(はらい)」という言葉が転じたという説も存在しています。
お払い箱の文章・例文
例文1.もうこの筆記用具はお払い箱だ
例文2.あの彼は仕事ができないからお払い箱になるだろう
例文3.お払い箱にならないように努力をしよう
例文4.明日、大掃除でお払い箱なものを整理しよう
例文5.お払い箱と言われた
身の回りのもを整理するという意味ではマイナスではありませんが、解雇の意味ではマイナスなワードですね。
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お払い箱の会話例
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このペンはだいぶ長く使ったし、そろそろお払い箱かな。
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まだ使えるんじゃないですか?
お払い箱なんて勿体無いですよ! -
だったら君にあげようか?
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じゃあ遠慮なく使わせていただきます。
整理整頓の意味合いでは会話例のようになることもあるのではないでしょうか。
お払い箱の類義語
お払い箱という言葉と近い意味を持つ言葉としては、「解雇(クビ)」や「引導を渡す」や「断捨離」という言葉が挙げられるでしょう。
お払い箱まとめ
お払い箱という言葉について簡単に解説しました。言葉としては知っていても、その歴史の部分や成り立ちに関しては知らな買ったという人が多いのではないでしょうか。