かけ子(かけこ)
「かけ子」とは、振り込め詐欺などで、子供や公的機関を装って電話をかけて主に高齢者などを騙す人、またはその役のことです。振り込め詐欺は、主犯格の他に受け子、かけ子、出し子などと役割が分担されています。今回は、電話をかけて直接被害者とコンタクトをとる役割の「かけ子」について解説していきたいと思います。
かけ子の意味とは
かけ子とは、振り込め詐欺などにおいて、被害者に直接電話をかけて騙す役のことです。オレオレ詐欺のように、息子や孫を装って、怪我をしてしまったから医療費を貸してほしいなどと言って高齢者に電話をするものや、公的機関を装って、キャッシュカードが使えなくなるなどと言ってキャッシュカードを騙しとるものなど、手口は様々あります。中には、元々詐欺師として電話をする役(A)と警察官を装う役(B)がいて、まずAが電話をし、その数分後に警察官役のBが、「今電話があったと思いますが、詐欺師からです。お金を渡すときに摘発しますので、そのまま渡してください」と言って、被害者は詐欺師に現金を渡したが、そこで詐欺師を摘発するはずの警察官は現れずにそのまま騙し取られるという、手の込んだ悪質な手口もあるようです。かけ子は、受け子や出し子と違い、直接騙す電話をかけることや、その詐欺の糸口となることから、最も重い罪に課される可能性の高い役割となっています。
かけ子の由来
かけ子は、詐欺集団の中で、高齢者などに電話をかけて直接コンタクトをとる役を指す隠語として用いられています。
かけ子の文章・例文
例文1.知らない人からの電話は、かけ子の可能性があるから注意が必要だ。
例文2.かけ子から電話が来たと思ったら、まず警察に相談する。
例文3.かけ子は詐欺罪のなかでも特に重く、10年以下の懲役を科される。
例文4.高収入のアルバイトでもかけ子は絶対にしてはいけない。
例文5.1つの詐欺に複数の役のかけ子がいる可能性がある。
かけ子についての例文になります。知らない人から怪しい電話が来たら、まずは身の回りの人や警察に相談するのが、詐欺の被害を未然に防ぐ方法です。
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かけ子の会話例
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この間詐欺の特集をしているテレビ番組を見たよ。
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詐欺は本当に怖いよね。
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最近はかけ子も複数の役があって、様々な角度から騙そうとしてくるみたいだよ。。
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それはとても怖いね。いつ自分も騙されるかわからないから、常に気をつけておかないとね。
詐欺は常に新しい手口に変わっていて、今までの対策を逆手に取ってくる手法もあるかもしれないですね。
かけ子の関連語
「かけ子」の関連語は、詐欺における似たような役割の「受け子」「出し子」などがあげられます。
かけ子まとめ
かけ子とは、振り込め詐欺などで電話をかけて騙す役割のことでした。振り込め詐欺などは、いつ誰に電話がかかってくるかわからないので、自分は詐欺に引っかかることはないだろうと油断せず、誰にでも被害者になる可能性があるという意識を持つことが必要ですね。