こじらせる(拗らせる)

「拗れる」という言葉は表記そのまま「ねじれる」と読むことができる言葉です。この読み方の方がこの言葉の意味理解はしやすいかもしれませんね。こじらせるとは「物事を複雑にしてしまう、ややこしくしてしまう」といった意味の言葉となります。
今回はそんな話を簡潔にまとめたり、コミュニケーションが苦手な方には心当たりがあると思われるこの「こじらせる」という言葉について、深く掘り下げをしてみたいと思います。

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こじらせるの意味

こじらせるとは「拗れる(こじれる)」という「物事がもつれた状態に陥る」「解決することが難しい状況になる」といった意味を持つ言葉が他動詞となって自らや他人がそのような状況を作ってしまったというような場面で用いられる言葉となっています。
また最近は性格的に面倒だと思われる要素を抱えている人に対しても用いられるような言葉となっています。

こじらせるの由来

「こじらせる」というこの字は漢字で「拗らせる」と表記しますが、この拗るは冒頭でも挙げたように「ねじる」が由来となっています。「拗」という字は「紐」という字と形が似ていますよね。この紐を反対の方向にからみ合わせる「ねじる」という行為が、物事を複雑にする意味に転じて「こじらせる」となりました。

こじらせるの文章・例文

例文1.私の意見が今の状況をこじらせる。
例文2.こじらせる。わざとややこしい話し方をして時間を稼ぐ。
例文3.風邪をこじらせる。
例文4.中二病をこじらせる。
例文5.真面目すぎると大人になってからこじらせるぞ。

現在この言葉はどちらかというと人の性格に用いられる機会が多くなった関係で、風邪を「こじらせる」といった形でこの言葉を見かけることは少なくなったかもしれませんね。

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こじらせるの会話例

  • 質問者アイコン

    最近よくこじらせる人見かけますよね。

  • 回答者アイコン

    風邪をですか?心配ですね。

  • 質問者アイコン

    いえ、病気ではなく、性格的に何かこう消化し切れなかったものを抱えているような人です。

  • 回答者アイコン

    ああなるほど。たしかにSNSなどを見ているとよくいるかもしれませんね。

よくも悪くも技術が発展し、非常に刺激的な誘惑があちこちに存在している現代はこじらせる人が増加している傾向にあると言えるかもしれません。

こじらせるの類義語

こじらせるの類義語としては、「事態をややこしくさせる(じたいをややこしくさせる)」、「意味深長(いみしんちょう)」などが挙げられます。

こじらせるまとめ

現在は人の性格に対してこの「こじらせる」という言葉が使われることが一般的であると考えられます。
こじらせるという現象。一番恐ろしいのはこじらせ過ぎた結果、人によってはその感情を他者に危害を加えるといった形で犯罪行動を起こしてしまう人がいることです。
こじらせることのほとんどの原因は「後悔」によるところが大きいと言えるかもしれません。
こじらせないためには悔いを残さないよう、とにかく人に迷惑はかからない形でとにかく動いてみることが大切です。

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