「ちぐはぐ」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

B!

ちぐはぐ(チグハグ)

「ちぐはぐ」とは「物事が噛み合っていなくて不自然な様子を表す表現」です。日本人というのは几帳面な人が多いので、例えば部屋などもきちっとオシャレに統一されている事も多いですよね。でも、そこに一つだけ違感があるものが置いてあるとどうにも不釣り合いに感じてしまうものです。放っておいたり気にしなくても良いのですが、やはり全てを統一しているならそれがある事で乱れている原因になっているので、そんなちょっとした違感的な表現が「ちぐはぐ」です。

[adstext]
[ads]

ちぐはぐの意味とは

「ちぐはぐ」の意味は以下の通りとなります。
 (1)物事が噛み合わない事や違感を覚える際に用いる表現。
 (2)2つ以上の物事が正しく合っていないや調が取れていない事。
 (3)対になるべき事柄が揃っていない。食い違い。
”ちぐ”は鎌倉時代の金槌「鎮具」(ちぐ)、”はぐ”は同じく鎌倉時代の釘抜き「破具」(はぐ)で、この2つを合わせて誕生したのが「ちぐはぐ」です。大工仕事などで金槌と釘抜きはセットなので、そこから常に持ち合わせる工具として「ちぐはぐ」(鎮具破具)と呼ばれるようになり、時代が経過しても言葉だけは残って現在に至ります。意味としては上記のような物事が噛み合わない時に「ちぐはぐ」として、相手から指摘されたり或いは自分で誤りだと認識するように用いる表現です。代表的な使い方は「靴下がちぐはくだ」「ちぐはぐな言動をする」といった形で、特に言動や意見などが周囲と一致しない場合や物事が正しくない場合を「ちぐはぐ」とします。

ちぐはぐの由来

「ちぐはぐ」の由来は上記の通り鎌倉時代の大工道具の金槌「鎮具」と釘抜き「破具」です。また文献としては江戸時代の日本文学「俳諧」の「広原海」などに文言が記されています。

ちぐはぐの文章・例文

例文1.政治家がちぐはぐな国会答弁を繰り返すのは最早伝統芸で何の驚きも無い。
例文2.風邪を引いて頭がボーっとしているのか、いつもよりも更にちぐはぐな事を言ってしまい周囲を静まり返らせた。
例文3.靴下をちぐはぐに穿いた時は愛犬に片方を引っ張ってもらう。
例文4.スマホを絶対視する現代の風潮はとても奇妙にちぐはぐで、正直無くても困らないと思うが、そう言うと家族や友人から変人扱いされて困る。
例文5.昔は寿司屋に若者がいるのは違感だったが、寿司が回り始めて庶民の食べ物になったら迷惑行為が横行し、それをSNSは喜びニュースは嫌悪感たっぷりで伝えるのはちぐはぐでしかない。
「ちぐはぐ」を使った例文となります。

  • [adsmiddle_left]
  • [adsmiddle_right]

ちぐはぐの会話例

  • その組み合わせはないんじゃない?

  • どこがおかしいのよ? ニューバランスにブルーデニムの組み合わせは鉄板だって。

  • そうだけど、在り来たり過ぎて逆にちぐはぐだよ。

  • 逆にちぐはぐって何よ。だいたい人のファッションに口を出す方がちょっとおかしいわよ。

彼女のファッションにダメ出しする彼氏という内容です。

ちぐはぐの類義語

「ちぐはぐ」の類義語には「不一致」「ミスマッチ」「不合理」「支離滅裂」「すれ違い」「合わない」「ずれ」などの言葉が挙げられます。

ちぐはぐの対義語

「ちぐはぐ」の対義語には「一致」「調」「マッチ」「合う」「フィット」「整合」「ハーモニー」「首尾一貫」「理路整然」などの言葉が挙げられます。

ちぐはぐまとめ

靴下の左右が違う物を穿いたり言い分が毎回違うなど、物事が違っていたり調取れていない事が「ちぐはぐ」です。間違いを指摘する時などに使う事が多く、例えば「ちぐはぐな言動」などはあまりにも有名な表現となっています。

最新の記事はこちらから