「なまら」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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なまら(ナマラ)

「なまら」とは関東や関西在住なら、何の言葉か皆目見当がつかないものです。しかし、北海道の方々にとっては日常用語であり、まず知らない人はいないあまりにも有名な言葉となっています。それは、テレビの番組タイトルに何度も使われるほど親しまれ、今やなくてはならない言葉と言っても過言ではないほどです。そんな北海道民以外には謎めいた「なまら」について、詳しく調べてみました。

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なまらの意味とは

「なまら」の意味は以下の通りとなります。
(1)すごい、非常に、大層などを意味する北海道を代表する方便の一つ。
(2)北海道を代表する最も有名な方言で、とても、すごい、非常に等の意味を持つ。新潟の方言でもあるが、現在は北海道でより多く使われ親しまれている。
(3)若い年代風にアレンジすると、すげえ、マジ、ヤバイ等の意味と解釈される。
関西弁や博多弁などはあまりにも有名な方言ですが、その次に位置するのが北海道弁ではないでしょうか。近年は大泉洋さんやタカアンドトシなど、北海道出身の芸能人が多く活躍し、そんな人達が時折使う北海道弁も全国的に注目を集めるようになっています。その中で、北海道で若い年代から年輩者まで幅広く親しまれ、最も日常的に使われている方言が、すごい・非常に・とても等々の状況に応じて幅広い意味がある「なまら」という言葉です。1980年代頃から流行り始め、現在は「なまらパチンコTV」や「なまらぶ」など、北海道ローカル番組ながらタイトルに使われるほど愛されている言葉になっています。北海道弁には他にも、「したっけ」「だべ」なども有名ですが、何と言っても最もポピュラーな方言が「なまら」なのです。余談として、札幌は都会なので全国からの移住者も多く北海道弁を使わない人もいますが、長年住んでいる人にとっては、これらの北海道弁は現在も愛着を持って使われる特別な言葉となります。

なまらの由来

「なまら」の由来は、元々は新潟の漁師の間で使われていた方言だが、それが移住者によって北海道でも使われるようになったと言われています。その当時の新潟では、「生半可」や「中途半端」という意味で使われていたのが、北海道では現在のすごい、非常に等の意味に変わりました。

なまらの文章・例文

例文1.北海道を代表する芸能人が活躍するのは道民にとって誇りであり、なまら感激するものだ。
例文2.東京五輪のマラソンと競歩が札幌開催になり、なまらびっくりした。
例文3.新鮮な魚介、広大な土地で採れる野菜、放牧による羊や牛の肉など、こんなに食に恵まれた地があるなまらな場所は北海道以外にはない。
例文4.ビールを飲み過ぎて、なまら酔っぱらって頭が痛い。なまら二日酔いだ。
例文5.地元北海道は大好きだが、冬の寒さはそれはなまら酷くて、本州の人では耐えられないと思う。

北海道弁の「なまら」を凄い、非常にと意味した例文です。

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なまらの会話例

  • お土産ありがとうございます。北海道に旅行に行ったのですか?

  • そう、遂に念願の北海道へ食べまくり旅行に行ってきたの! 楽しかったなー。

  • 何が美味しかったんですか? カニ、ウニ、ラーメンですか?

  • その辺は全部美味しかった。それで、地元の人は美味しいと、なまら、なまらうめー方言を言うから、私も今の口癖がなまらーなの(笑)

北海道旅行をして、「なまら」が口癖になった女性の会話です。

なまらの類義語

「なまら」の類義語には、「バチクソ」「まっさか」などの言葉が挙げられます。

なまらまとめ

「なまら」とは北海道を代表する方言で、すごい、大層、非常になどの意味となります。元々は新潟の方言でしたが、それが北海道に入ると広く浸透し、今では北海道弁の方が定着し人気となっています。それを象徴するように、「なまら」を冠として使ったテレビ番組も多く、特に若い年代からは、関東などのすげえ、マジなどの感覚で日常的に使われる方言となっています。

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