アイリッシュコーヒー(Irish Coffee)
「アイリッシュコーヒー」とは「ウィスキーとコーヒーと生クリームを組み合わせた甘さと苦みが絶妙なカクテル」です。有名なカフェなどではホイップクリームがたっぷり乗ったドリンクが人気で、私などは日本発祥だと思っていたのですが、実は世界各地で似たようなものがいくつもあるようです。その一つとされるのがウィスキーとコーヒーという欧米人にとっては最高の組み合わせとなる「アイリッシュコーヒー」です。
この記事の目次
アイリッシュコーヒーの意味とは
「アイリッシュコーヒー」の意味は以下の通りとなります。
(1)アイリッシュウィスキーと濃いホットコーヒーに砂糖を入れて最後に生クリームを浮かせて完成するアイルランド風コーヒーで、日本ではホットカクテルの一種となる。
(2)アイルランドの名物であるアイリッシュウィスキーとコーヒーからなる寒い時期に好まれる伝統的な飲み物。
「アイルランド人」「アイルランド風」「アイルランドの」等々の意味となる”アイリッシュ”ですが、今回は「アイリッシュウィスキーの略」となり、そこに”コーヒー”を合わせて正しくは「アイリッシュウィスキー入りコーヒー」となるのが「アイリッシュコーヒー」です。「アイリッシュウィスキー」は「アイルランド産ウィスキー」の事で、主に「ピュアポットスティルウイスキー」「モルトウイスキー」「グレーンウイスキー」「ブレンデッドウイスキー」の4種類があり、このどれかとコーヒーを入れて作られます。日本ではバーなどで飲むオシャレなカクテルとなるのに対し、本場アイルランドでは寒い日の定番としてパブや自宅でも飲まれています。作り方は温めたワイングラスに砂糖を入れ、そこにアイリッシュウィスキーと熱いコーヒーを淹れ、最後に生クリームをたっぷり乗せて完成です。分量はそれぞれのお好みとなる場合が多く、苦いウィスキーと熱いコーヒーに甘く冷たい生クリームが絶妙に絡むのが病みつきになる味として、アイルランドでは国民的飲料として親しまれています。
アイリッシュコーヒーの由来
「アイリッシュコーヒー」は1942年、アイルランド南西部フォインズの水上飛行場で旅客機を待つ乗客の為に考案されたのが始まりです。当時は世界大戦の前後で、この地は米英軍の寄港地として燃料補給で待ち時間が発生し、そこで軍人や民間人にも疲れを癒し少しでも温まってもらおうとアイリッシュウィスキーとコーヒーからなる「アイリッシュコーヒー」が振る舞われたのです。
アイリッシュコーヒーの文章・例文
例文1.大人になって恐る恐るアイリッシュコーヒーを飲んだら、美味しさに感激した。
例文2.焼酎好きの父はウィスキー代わりに芋焼酎をたっぷり入れて和風偽アイリッシュコーヒーを完成させて飲んでいる。
例文3.アイリッシュコーヒーを1杯飲むのが寝る前の習慣になった。
例文4.妻が作るアイリッシュコーヒーは世界一の美味しさだ。
例文5.コンビニでウイスキーとアイスクリームと淹れたてコーヒーを買って、イートインでアイリッシュコーヒーを完成させていたら店員から注意された。
「アイリッシュコーヒー」を使った例文となります。
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アイリッシュコーヒーの会話例
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こう寒くなると、熱燗を飲みながらおでんを食べたくなるね。
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その気持ち分かる。私は帰国子女だからアイリッシュコーヒーにフィッシュ&チップスがあれば最高。
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でも日本人でしょ! そこはおでんじゃない?
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絶対にアイリッシュコーヒーだって。それとハンバーガーでもいいわね。
「アイリッシュコーヒー」が大好きな帰国子女との会話内容です。
アイリッシュコーヒーの類義語
「アイリッシュコーヒー」の類義語には、洋酒入りコーヒーとして「ゲーリックコーヒー」「マリブコーヒー」「カフェロワイヤル」「カフェコレット」「カフェカルーア」などの言葉が挙げられます。
アイリッシュコーヒーの対義語
「アイリッシュコーヒー」の対義語は厳密にはありませんが、強いて挙げるなら日本酒とコーヒーを合わせた「日本酒コーヒー」、日本酒とお茶を合わせた「SAKE TEA」「日本酒出し茶」などがあります。
アイリッシュコーヒーまとめ
「アイリッシュコーヒー」はアイルランドの有名な飲み物で、アイリッシュウィスキーとコーヒーを合わせたカクテルです。上には生クリームがたっぷり乗り甘いながらもウィスキーの苦みやコーヒーのコクが合わさって、寒い日に体を温める飲み物として重宝されています。