アウトソーシング(out–sourcing)
アウトソーシングは外部の意味のアウト(out)と源、調達の意味のソーシング(sourcing)より成り立つ言葉で、日本語では外部委託と訳されることが一般的です。それでは何のために何を委託するのでしょうか。アウトソーシングについて解説します。
この記事の目次
アウトソーシングの意味とは
企業や組織体には、それぞれの部署に関連した業務が存在しますが、全ての業務を自社内で処理することは、決して効率のいい運用ではありません。人材の育成に時間やコストの掛かる経理や法務などの専門的な業務、高価な設備が必要な製造関連、誰にでもできる単純作業など、専門とする外部業者に委託したほうが、高額な人件費を抑え、浮いた人員は会社のコア部分に投入するなど、効率よく配置することができるのです。
アウトソーシングの由来
アメリカでは、1980年代から主にIT業界で取り入れられていた方法のようですが、日本ではセブンイレブンの情報システム構築の話が有名です。セブンイレブンを日本に導入した当初、商品やシステムの開発を自社だけでは行わず、専門業者とチームを組んだ取り組みで成功に導きました。専門的な知識も資金力もないがゆえの選択だったそうですが、当時としてはかなり大胆な取り組みだったようです。
アウトソーシングの文章・例文
例文1.あの会社はアウトソーシングを上手く活用している
例文2.アウトソーシングでは相手を選ばなければいけない
例文3.経理の仕事の一部をアウトソーシングに出した
例文4.アウトソーシングは情報が漏れる不安もある
例文5.さすがに開発部門はアウトソーシングできない
アウトソーシングは、上手く活用すれば大きな戦力になりますが、相手をよく見極めないと思わぬ落とし穴にはまることもあります。依頼する相手の実力を見極めることや、情報漏えいに気を配ることも必要です。
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アウトソーシングの会話例
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この仕事は、人手が足りないな。専門知識のある人を入れたいし、どうしよう。
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であれば、アウトソーシングに出してみてはいかがでしょう。
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アウトソーシングか…確かにそのほうがいいかもしれないな。早速行動してみよう。
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では、現場にもそのように伝えます。
アウトソーシングは、いたるところで行われています。みなさんの会社でも導入しているのではないでしょうか。
アウトソーシングの類義語
OEMは相手先ブランド生産の意味で、製造のアウトソーシングとほぼ同義です。その他にも日本語では外注や外製などがあります。
アウトソーシングまとめ
もともとIT業界の手法だったアウトソーシングも、最近では企業だけでなく、行政や各種団体でも活用されています。専門業者が役所から委託を受けゴミを収集している場面はよく見かけますね。また、新しく組織を立ち上げる場合にも、アウトソーシングを利用すれば、専門的な技術やノウハウが時間やコストを掛けずに手に入ります。いかにアウトソーシングを上手に利用するかで、可能性は広がります。