アクロバット(Acrobat)
「アクロバット」とは「サーカスなどで活躍する曲芸師であり披露する危険な技、またスポーツ選手などが披露する曲芸的なプレー」です。曲芸師が披露する技の数々はテレビ上でも凄いと思いますが、実際にサーカスなどで目の当たりにすると本当に驚きますよね。同じ人間なのに自分では絶対に不可能な曲芸を披露する姿は感動そのものですが、そんな観る者を虜にする危険だが華がある大技が「アクロバット」ではないでしょうか。
アクロバットの意味とは
「アクロバット」の意味は以下の通りとなります。
(1)回転や宙返りなど身軽さと高い技術が求められる体操選手のような動きの事。
(2)曲芸師。軽業師。
(3)空中ブランコや綱渡りなどの危険な技を披露する曲芸師であり、その運動自体の呼び名。
(4)アメリカのITソフト会社「アドビシステムズ」が開発したPDFの作成や閲覧する為のソフト「アドビアクロバット」の略語。
「アクロバット」は英語表記「acrobat」で直訳すると「曲芸師」や「軽業師」となり、日本でも同様の意味に加えてそんな驚きの体の身軽さやパソコンにスマホで使うソフト「アドビアクロバット」の略語の事でもあります。ですから、例えばサッカー選手が試合で高いジャンプからオーバーヘッドキックなどをしたら「アクロバットプレー」や「アクロバットシュート」や「驚異のアクロバティック」と表現されます。空中ブランコなどを披露する曲芸師は普通の人ではまず不可能なので、そこから驚きの技だけでなく特に身軽さをいかしたその人にしか出来ないような離れ業を「アクロバット」とするのです。よって「アクロバット」には驚きの身体能力の高さや華麗な空中妙技などを連想させ、特にサッカーや野球といった人気スポーツの試合で選手がそんな派手なプレーをすると、新聞やニュースで「アクロバット」と大きく報道されます。
アクロバットの由来
「アクロバット」の由来は古代ギリシア語で「爪先で歩く者」という意味の「akrobatos」で、当時は大道芸などで用いられる言葉でした。それが18世紀になるとイギリスなどでサーカスが開催されるようになると、驚きの離れ技を披露する曲芸師を「アクロバット」と呼ぶようになります。
アクロバットの文章・例文
例文1.両親の夫婦喧嘩はそれこそアクロバットの応酬なように物があちこにへ派手に吹き飛び、そんな姿が強く印象に残り絶対に結婚をしないと誓った。
例文2.プロレスのアクロバットなプ空中技はファンを熱狂させると同時に、それだけ台本ありきの試合なんだと白けてしまう。
例文3.世界は日本のラーメン店主が披露するアクロバット湯切りに驚愕したそうだが、日本人の自分からすると黒人女性の腕力任せな喧嘩映像の方が何倍も衝撃的だ。
例文4.アイドル俳優が実写映画で常人離れしたアクロバット演技を披露すると、どうしても亡き大物がアドバイスをした事への反発から体を鍛えたんだろうと勘ぐってしまう。
例文5.東京の有名公園は休日になるとストリートアクロバットの特訓をしている人達が大勢いるので、それを見ているだけでよい時間つぶしになる。
「アクロバット」を使った例文となります。
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アクロバットの会話例
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あのジャンプ力は凄いよ。正にアクロバットなヘディングシュートだった。
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でも、そういう規格外の運動神経を持ち合わせた選手って、長い期間にわたって大活躍する印象がないのよね。
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うん。確かにサッカーってそういうところがあるね。アクロバットプレーが得意な選手って、30歳ぐらいから失速するんだよ。きっと、体を思い通りに動かすイメージと年齢からのギャップが生じるんだろう。
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そうそう。基本プレーに長けている選手の方がベテランになっても活躍しているのよね。
サッカー選手の「アクロバット」について意見を交わしています。
アクロバットの類義語
「アクロバット」の類義語には「妙技」「曲芸」「超人技」「軽業」「軽業師」「離れ業」「大技」「サーカス」「芸当」「大道芸人」「パフォーマー」「スーパープレー」などの言葉が挙げられます。
アクロバットの対義語
「アクロバット」の対義語には「小技」「雑芸」などの言葉が挙げられます。
アクロバットまとめ
見ている人を驚かすような大胆な大技が「アクロバット」です。所謂、サーカスの曲芸からスポーツでの運動神経・身体能力の高さをいかした他の人では不可能な離れ業を絶賛するように「アクロバット」と表現します。一歩間違えるとケガをするなど危険が伴うので、それがまた観衆を魅力するのでしょう。