アニミズム(animism)
アニミズムとは、人物や生物や無機物と呼ばれるもの全ての中に魂が宿っているという考え方を指します。日本ではあまり一般的な考え方ではないですが、1800年代に発表された著書から、日本でも浸透をしてきています。今回は「アニミズム」の意味や由来、語源、類語などをわかりやすく解説をしていきます。
アニミズムの意味とは
アニミズムの意味とは人物や生物や無機物と呼ばれるもの全ての中に魂が宿っているという考え方です。またアニミズムを使ったイギリスの人類学者であるE・B・タイラーはアニミズムを「霊的存在への信仰」として、宗教的なるものの最小限の定義としています。またタイラーによると、諸民族にある神の概念はそれぞれの人格を投影したものと言っています。
アニミズムの由来
アニミズムの由来は、イギリスの人類学者であるE・B・タイラーが1871年に発表した「原始文化」の中で使われて以来、定着しています。日本語に直訳すると「精霊信仰」「地霊信仰」とされます。
アニミズムの文章・例文
例文1.アニミズムという言葉自体、日本では中々一般的ではなく知らない人も多い。
例文2.日本では宗教学が軽視される風潮があり、アニミズムへの理解も進まない。
例文3.アニミズムを使い始めたE・B・タイラーは文化人類学の父と呼ばれている。
例文4.すべての物や自然現象に、霊魂や精神が宿るという思考がアニミズムの定義である。
例文5.宗教の起源に関して、アニミズムを提唱している。
アニミズムは日本では興味関心が薄い、宗教に関連するワードの為、そういった例文も多くなっています。
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アニミズムの会話例
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文化人類学の父と呼ばれるE・B・タイラーの本をこの前初めて読んだけど、難しくて…。/p>
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私は大学の時の専攻でよく文化人類学の本は読んでいたよ。E・B・タイラーの「原始文化」は名著よね!
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アニミズムの概念というのが、全くよくわからなくて、話が理解できなかったよ。
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アニミズムはすごく簡単に言うと、すべてのものや自然現象に魂や精神が宿るって事かな。
理解が難しいアニミズムについての会話で、女性がわかりやすく解説をしている会話文でした。
アニミズムの類義語
アニミズムの類義語としては、「汎心論」「唯心論」「自然崇拝」「八百万の神」などがあげられます。
アニミズムまとめ
アニミズムの理解は本質や深い所までしようと思うとかなり難解になりますが、ここまでくると一般常識のレベルを超えており、教養というところになります。興味がある人は、文化人類学の父と呼ばれるE・B・タイラーの「原始文化」を読んでみるといいかもしれません。