「アンビバレンス」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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アンビバレンス(ambivalence)

アンビバレンスというこの言葉、その字面の格好よさと、言葉の持つ意味も複雑な心の動きを表すようなものであることから、音楽のタイトルとして用いられる機会が非常に多いものとなっています。
この言葉が社会全般に最も広まった最も有名な例としては「アンビバレント」というタイトルを冠された欅坂46の楽曲がヒットしたことでしょう。ただこの楽曲がヒットした2018年以前からこの言葉はアーティストを中心に親しまれてきた言葉ではあります。
今回はそんな「アンビバレンス」という言葉について、深く掘り下げていきたいと思います。

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アンビバレンスの意味とは

「アンビバレンス」とは、「曖昧さ。迷い。全く同じ性質を持つ二つの対象物に対して、喜びと悲しみといったような対立し合う感覚を同じタイミング、または入れ替わるような形で持つこと。両面価値。」といった意味を持つ言葉です。
いい意味で特に深いことを考えずに真っ直ぐ生きてきた人からすると、どういう感覚なんだ?と不思議に思われることもある言葉かもしれませんね。

アンビバレンスの由来

「アンビバレンス」という言葉は、一説ではドイツの言葉でアンビヴァレンツ(ambivalenz)と発音するものに由来するとされています。
冒頭で挙げた欅坂の曲のように、アンビバレンスという言葉には他に「アンビバレント」「アンビバレンツ」といった表記の違いがあるのですが、これは元となっているこのドイツ語の発音が英語の形容詞と名詞でわかれて別の発音となったことが原因であるため、言葉の意味は全く同じものとなっています。

アンビバレンスの文章・例文

例文1.情緒不安定な彼はまさに歩くアンビバレンスだ。
例文2.アンビリーバボーのとある回を見て、アンビバレンスな気持ちになる。
例文3.アンビバレンス。大好きだったあの人の見送りは笑顔のまま。
例文4.アンビバレンスという言葉は音楽家に親しまれている言葉だ。
例文5.事故に遭って半年間入院すると同時に宝くじに当たった。アンビバレンス。

アンビバレンスという言葉は主にそういう状況に遭遇した時、ふっと心の中で呟くような言葉かもしれませんね。

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アンビバレンスの会話例

  • 実はこの間、ずっと仲がよかった人が逮捕されてしまったんです。

  • 結構衝撃的な話ですね。

  • それで、会いに行くべきか悩んでいるんです。

  • アンビバレンスな状況ですね。今相手の詳細がわからないなら、とりあえず会ってみるのも悪くはないと思いますよ。

アンビバレンスとは「会いに行きたい気持ちもあるが、会いに行くべきではないと思う気持ちもある」真逆の考えが二つある状況に陥った時に用いられる言葉です。

アンビバレンスの類義語

アンビバレンスの類義語としては、「愛憎こもごも(あいぞうこもごも)」や「愛憎相半ばする(あいぞうあいなかばする)」などの言葉が挙げられます。

アンビバレンスまとめ

相反する二つの感情に苛まれるような状況というのは、なかなか珍しいものかもしれません。特にいい意味で愚直に真っ直ぐ抱え込むことなく生きている、そんな人は尚のこと。
珍しいからこそ、もしアンビバレンスを感じるような状況に出くわした時は、その不思議な感覚が漂う時間を全身全霊で楽しんでみるのも悪くはないかもしれません。

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