イニシアチブ(initiative)
イニシアチブはビジネス用語として広く使われている言葉です。業界業種を問わずに様々なシチュエーションで使われており、カタカナ英語としても定着しています。
イニシアチブの意味とは
イニシアチブは英語で表記をすると「initiative」となり、直訳すると名詞では率先、主導、自発、先制、新規構想、形容詞では初めの、先制のなどの意味を持ちます。ビジネスの場合だと主に「主導権」「先導する」「リードする」「リーダーシップ」などの意味合いで使われるケースが多くなります。
イニシアチブの由来
イニシアチブの由来は元々が英語であり、広くカタカナ英語として使われていますが、由来は英語です。
イニシアチブの文章・例文
例文1.業界のイニシアチブを取りにいく
例文2.交渉のイニシアチブは常に自分が持つ
例文3.イニシアチブを取れば、会社は大きく発展する
例文4.野村証券は証券業界でイニシアチブを握っている
例文5.実力のある若手社員がイニシアチブを発揮する
イニシアチブは主導するという意味はもちろん、戦略や構想といった意味も合わせ持ち、戦略的イニシアチブという言い方は社内の競争力を高められる部分を強化していく経営戦略を意味しており、シチュエーションに応じて多岐に使われている言葉です。
- [adsmiddle_left]
- [adsmiddle_right]
イニシアチブの会話例
-
この間の交渉、うまくやっていたじゃないか。急にどうしたんだ?
-
ありがとうございます。本で勉強した際に、会話のイニシアチブは自分で取りにいくようにと書いてあったので、実行いたしました。
-
なるほどな。なかなか参考になる本だな。どんな本なんだ?
-
今結構話題になっている本ですよ。これです。
交渉などでは、いかに自分がイニシアチブを取るかが重要になってきます。そのうえで交渉を勧められれば、きっと良い方向に話がまとまると思います。
イニシアチブ類義語
イニシアチブの類義語は「牽引役」「リーダーシップ」「トップランナー」などがあげられます。反義語としては追随するという意味でフォロー(follow)があげられます。
イニシアチブまとめ
イニシアチブを取る事であらゆる事が有利に運べるのはビジネスの世界では当然のこと。その為にあらゆる企業が業界、製品、商品のイニシアチブを取ろうとしますし、企業間の交渉においてもイニシアチブを握る事で優位に事を運ぶことが出来ます。
またあまり使われるケースは多くありませんが、政治では「国民発案」という使われ方もします。「国民発案」とは一定数の有権者によって憲法改正や法改正の発案を提出できる制度です。政治においては「イニシアチブ(国民発案)と「レファレンダム(国民投票)」はワンセットで直接民主制においての根幹を成すものなので、一般教養としても覚えておきましょう。