「エルニーニョ現象」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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エルニーニョ現象(えるにーにょげんしょう)

「エルニーニョ現象」とは「赤道付近の南米沿岸の海水温度が例年より数度高くなる事が要因で世界中に異常気象をもたらす現象」です。近年は間違いなく集中豪雨とその被害が深刻で、数十年前なら多少雨が降っても特に何とも思わなかったのですが、今では恐怖しかないですよね。原因は色々と取り沙汰されていますが、要は気温が高い温暖化になるほど豪雨になるわけで、そして海水温度が高い「エルニーニョ現象」が発生すると更に酷くなるので危機感しかないのです。

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エルニーニョ現象の意味とは

「エルニーニョ現象」の意味は以下の通りとなります。
 (1)東部太平洋赤道付近の海面水温が例年より0.5度から最大では5度近く高くなってしまい、地球規模で各地域に異常気象をもたらし日本列島は集中豪雨から河川氾濫などが増えて、東南アジアなどは干ばつ被害が発生しやすくなる。
 (2)気象用語の一つで、太平洋赤道域と南米沿岸の海面温度が1年以上高くなる事から世界中で異常天候を起こす要因となる現象で、一般的には日本は冷夏暖冬となり特に西日本の日本海側は降水量が増える傾向になる。
 (3)「エルニーニョ」も同義。
”エルニーニョ”は「スペイン語で”イエス・キリストの幼少期や子供時代”」「キリストの子供時代から”男の子”」、”現象”は「人間が知覚する全ての出来事」「本体や本質が外的に発現したもの」で、赤道付近のペルーや中部太平洋の海水温度が平年よりも高くなる現象が「エルニーニョ現象」です。例年ならこの地域は通常深層によって水温は低いが、数年に一度ぐらいのペースで海面水温が0.5〜2度、酷い場合は2〜5度も高くなり大気中の水蒸気の量が尋常ではないほど増えてしまい、地球規模で異常気象を各地にもたらします。日本の場合は夏でも太平洋高気圧が弱くなり日照時間が短く冷夏で西日本は降水量が多くなり、反対に台風上陸は少なくなります。しかし、台風に関しては一概に少ないとも言えず、2018年の「エルニーニョ現象」の際は全国各地で大雨や台風が相次ぎ、特に広島や大阪など西日本では甚大な被害に襲われました。そして今年2023年の「エルニーニョ現象」はより被害が大きくなる「スーパーエルニーニョ」になる可能性が高いと専門家などが危惧しています。現時点での予想では8月に大型台風が関東地方などに直撃し、2015年の茨城県で怒川が氾濫したような被害が再発する最悪ケースも考えられます。地球温暖化などで気温上昇が大きな発生要因となる「エルニーニョ現象」は今後はさらに増えるとも言われているので、世界各国が協力して対策をして、個人レベルでは異常気象に襲われる事を想定して防災グッズなどを用意し日々生活するしかありません。

エルニーニョ現象の由来

「エルニーニョ現象」の由来はかつてペルー北部の漁民が呼んでいた冬に多く現れる小規模な暖流の事でしたが、次第に海水温度が高くなる現象で使われる事が多くなり定着をして現在に至ります。

エルニーニョ現象の文章・例文

例文1.子供の頃は夏は花火や祭りと楽しくて仕方がない季節だったが、これからはエルニーニョ現象に震えて眠るという悪夢の時期と自覚するしかない。
例文2.エルニーニョ現象が起こると肝心のペルーや南米ではどうなるのか興味がある。
例文3.漁業に関してもエルニーニョ現象は海面温度が高くなるので最悪で、発生すれば豊漁は見込めず脂がのった魚は食べられない。
例文4.豪雨被害に襲われるのがほぼ確実なエルニーニョ現象こそ、政府が対策すべき直近の課題ではないのか。
例文5.スマホ大好きな若い世代は地球環境やエルニーニョ現象など無関心だろうが、これで全国各地に被害が発生すれば結局は増税に繋がり企業収益も減少し給料は少なくなり、大好きなスマホも価格高騰に繋がると理解すべきだ。
「エルニーニョ現象」を使った例文となります。

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エルニーニョ現象の会話例

  • 今年は気象的には最悪な1年になりそうだな。

  • もしかしてエルニーニョ現象が迫っている事よね。この前の集中豪雨でも床下浸水直撃だったのに、いったいどうなるのよ?

  • やっぱり、引っ越しを真剣に考えるべきだよな。もう、昔の常識は通用しないから、いくら立地条件が良くても低い土地で暮らすのは台風や豪雨でリスクしかない。

  • そうよね。取り敢えず、今から不動産屋に行ってみない?

「エルニーニョ現象」の豪雨被害を恐れる夫婦という内容です。

エルニーニョ現象の類義語

「エルニーニョ現象」の類義語には「異常気象」「異常高水温現象」「集中豪雨」「線状降水帯」「ゲリラ豪雨」「大型台風」などの言葉が挙げられます。

エルニーニョ現象の対義語

「エルニーニョ現象」の対義語には「ラニーニャ現象」「ダイポールモード現象」などの言葉が挙げられます。

エルニーニョ現象まとめ

赤道付近の南米沿岸の海面水温が例年よりも高くなり、豪雨や干ばつなどの異常気象を世界中で起こすのが「エルニーニョ現象」です。日本の場合は夏の温度が低くなりますが豪雨被害が増える懸念があり、冬は反対に温度が高くなり農作物や漁業にデメリットとされ、海水温度が高くなるのは悪い事しかないので「エルニーニョ現象」には戦々恐々をしています。

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