オノマトペ(Onomatopoiia)
世界には様々な音がありますよね、「さらさら」「ぱたぱた」「どたどた」などといったような形で。これらの言葉はその音に対して付けられたものになる訳ですが「オノマトペ」とはこれのことを表しており、日本語で擬声語という意味を持った言葉です。
今回はそんな人によっては気にもかけたことすらなかったかもしれないこの擬声語を意味する「オノマトペ」という言葉について、掘り下げてみたいと思います。
オノマトペの意味
オノマトペとは、日本語で「擬声語」を意味した言葉です。「さらさら」と言ったら川が流れる様子、砂が流れ溢れていく様子が頭に浮かんでくるように、「聞こえた音をそのまま適切に当てはまる言葉で表現する」こと、それによって生まれた言葉が「オノマトペ」です。これはその国で使われているそれぞれの言語で存在しているそうです。
オノマトペの由来
最も古い由来を辿ると古代ギリシャ語の「ὀνοματοποιία(オノマトポーア)」という言葉が語源になったとされており、この言葉を日本語で訳すと「言葉をつくる」という意味を指し示しているそうです。つまり、この言葉は現代で言う言葉による「形態模写」「モノマネ」を意味するものとして伝わってきたと考えられています。
オノマトペの文章・例文
例文1.彼は色々なオノマトペを知っている。
例文2.そんなオノマトペは存在しないよ。
例文3.そうだ、この聞いたことない音をオノマトペにしてみよう。
例文4.私は濁音の付いていないオノマトペが好きだ。
例文5.彼の会話言葉にはオノマトペが非常によく含まれる。
オノマトペとは「擬声語」という意味になりますが、擬音といった表現に置き換えても日常会話ではそこまで違和感なく使えるものかもしれません。
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オノマトペの会話例
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佐藤さん、この音はなんてオノマトペで表現します?
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すごい音ですね。「ドンガラガッシャピースコココ」ですかね、私なら。
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なるほど、それしっくりきました!
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それよりその機械なんですか気になります。
無理矢理にでも作ってしまいさえすれば、世の中に存在する音はすべてオノマトペで表現することができると言えます。
オノマトペの類義語
オノマトペの類義語としては、「擬態語(ぎたいご)」、「同語反復(どうごはんぷく)」などが挙げられます。
オノマトペまとめ
オノマトペの種類は半角カタカタで作られたスラングなども合わせると、それはもう数え切れないほどの数になります。一般的に使われているようなものから、どこからどう見ても完全な個人の主観によって生み出されたであろうものまで多種多様です。
人一倍言葉というものに対して敬意を払っている方などはそんな邪道なものなど存在するべきではないと思われるかもしれませんが、言葉とは流行語や新しいスラングといった形で、そんな個人が思い付きで使ってみたものが世間一般で広まる可能性があるから面白いものであるとも言えるのではないでしょうか?