オピニオンリーダー(opinion leader)
オピニオンリーダー、という言葉を目にするが多くなりました。なんとなく字面で意味を掴める言葉ですが、その正確な意味を把握できているでしょうか? この記事ではオピニオンリーダーの意味や使い方、また類義語との違いを解説していきます。
この記事の目次
オピニオンリーダーの意味とは
オピニオンリーダーとは「特定のコミュニティの意思決定に大きな影響を及ぼす人物」のことです。
英語でオピニオンは「意見」、リーダーは「指導者」です。日本語に訳すと世論形成者、世論先導者などとも呼ばれます。
オピニオンリーダーは選挙や買い物、流行など、大勢の人々の意思決定に強い影響力を持っています。
単純にマスコミを通じて社会的に発言する人々を指してオピニオンリーダーと言うこともあります。しかし、単に発言するのと、発言に影響力を持っているのとは別問題なので、細かく言えば「影響力のある人物」が正しい意味でのオピニオンリーダーです。
例えば食べログなどに投稿される口コミは名もなき一消費者が匿名で投稿できますが、そのサイトを見る人たちに大きな影響力を与える点で、彼らもオピニオンリーダーと言うことができます。
その他にも、有名なミュージシャンがあるブランドを購入したら、それに影響されたファンが同じブランドを購入する、というようなパターンもあります。この場合もそのミュージシャンはオピニオンリーダーだと言えます。
オピニオンリーダーの由来
オピニオンリーダーと言う言葉を使い始めたのがいつかははっきりわかっていません。
オピニオンリーダーの文章・例文
例文1.彼は間違いなくこのクラスのオピニオンリーダーだ
例文2.企業はオピニオンリーダーとの友好な関係を築いていく努力をすべきだ
例文3.オピニオンリーダーによって市場さえも動いていく
例文4.あの口コミ投稿者は名もなきオピニオンリーダーの役目をはたしている
例文5.オピニオンリーダーに追従するだけでなく、自分の意見を持とう
必ずしも有名人がオピニオンリーダーとは限らないのがおもしろいところですね。
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オピニオンリーダーの会話例
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今度はどんなブランドを買ったんだい?
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今度はね、知る人ぞ知る海外のブランドよ!私が良く話している、インスタでフォローしている彼女が、最新の投稿でそのブランドの写真を挙げてるの。もうおしゃれすぎて、早速取り寄せちゃった。
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やれやれ。君にとって、彼女はすっかりオピニオンリーダーの役目を果たしているんだな。
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今後の彼女の動きにも注目ね!
有名人がオピニオンリーダーになることもありますが、意外にそうとも限らないことも多いです。
オピニオンリーダーの類義語
オピニオンリーダーに近い言葉として「インフルエンサー」があります。こちらも「特定の集団への影響力を持つ人物」という意味で、オピニオンリーダーとの区別が難しい言葉です。厳密に言えば、インフルエンサーの発言力はSNSにおけるコミュニティ寄りだとされていますが、ほぼ同義だと捉える人もいます。
オピニオンリーダーまとめ
ここまでオピニオンリーダーについて見てきました。
テレビ以外にもSNSやYouTubeなど、人々に影響を与える手段が多い時代です。一般人でもオピニオンリーダーとして社会に影響を与えるのが珍しくなくなってきましたね。