「オブザーバー」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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オブザーバー(Observer)

国際政治などで割と聞かれる言葉が「オブザーバー」です。国内政治ではそんなに聞かれませんが、最近はサッカーなどのスポーツでもかなりの頻度で使われているので、今や国際政治を飛び越えて他の分野でも常識となりつつあるようです。状況に応じて意味合いが変わってくるので、使い勝手が良く利便性ある言葉として重宝されているのでしょう。それでは解説に入らせて頂きます。

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オブザーバーの意味とは

「オブザーバー」の意味は以下の通りとなります。
(1)観察者や観測者。又は議決権ない人や傍聴者や顧問など。
(2)立会人や監視人。客観的な判断をする人。第三者。
上記の様に多様な意味がある「オブザーバー」ですが、実はどれも肝心の中身は同じで、要するに中心ではない脇役めいた存在となっています。個人的には、影響力が有る外野(又は無い外野)、中立な立場なども相応しいと思っています。例えば、仕事で会議を開催する場合はその場に進行役や中心となる担当者、上司など決定権を持つ者などが居合わせますが、そこに「オブザーバー」なる人物も出席するのです。役割としては観察者や監視人としてで、一見すると立場が上の気もしますが、実は多くの場合であまり重要な役目を担っていません。ですから観察者な訳で、仕事の会議なら最近は新人や直接関わっていない者に経験を積ませる為に、役割として「オブザーバー」を与えています。もちろん、大企業などの重要会議等では「オブザーバー」にその道の権威ある実力者を呼んで、公平な意見を聞く場合もあります。だが大抵は第三者的な立場から一応居るだけの存在で、だからこそ、発言権はあるが議決権がない、発言権も議決権もない人という役割を与えられているのです。この様にあまり重要ではない「オブザーバー」は近年、ビジネス現場などで多く使われます。矛盾するようですが、決定権がない立会人という立場が役立つ場合もあるのです。それは、企業が研修などを行う際に、受講者や講師の立場でもなく参加するのも「オブザーバー」となるからです。その研修がどんなものなのか調査したり、今後講師を担うなら事前学習や確認する為にも「オブザーバー」という役割が必要となるのです。研修を実施する側も、第三者に参加してもらい公平で真っ当、何の問題がないとアピールする事もでき、双方がWin-Winともなります。一方、サッカーなどスポーツでは、審判やコーチ養成などで「オブザーバー」が訓練や研修に出席する機会が増えています。

オブザーバーの由来

「オブザーバー」の由来は、ラテン語の「監視」という意味の「obsevare」となります。

オブザーバーの文章・例文

例文1.今回の会議はオブザーバーの出席者が多いので、これは大事な会議なんだと新人ながら感じるものがあった。
例文2.政治世界の無意味な会議は、オブザーバーだらけである意味感心し同時にこれも税金なのかと辟易する。
例文3.中東地域が緊迫すると、周辺各国でも弱腰の国はオブザーバーとなってアメリカの意見に同調するだけとなる。
例文4.オブザーバーは投資の世界でも良く耳にする言葉だが、怪しいベンチャー企業で多様されると投資家を騙す宣伝文句に思えてしまう。
例文5.マンションの管理組合理事会でも、オブザーバーという言葉が使われるようになった。

「オブザーバー」を国際政治からマンションまで使った例文となります。

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オブザーバーの会話例

  • 今日の会議って何時から?

  • 午後2時からですよ。

  • 今日って、オブザーバーも出席するって話だよね。何だか重苦しい雰囲気だなー。

  • 仕事ができない先輩をクビにするかどうかを話し合う会議かも知れませんよ!

職場の同僚男女が、午後から始まる会議について会話を繰り広げます。

オブザーバーの類義語

「オブザーバー」の類義語には、「コメンテーター」「解説者」「評論家」「参観者」などの言葉が挙げられます。

オブザーバーまとめ

「オブザーバー」とは観察者や観測者といった意味ですが、近年はこの言葉以上に企業の会議などで重宝される役割が与えられています。権威ある者や実力者を「オブザーバー」とすると、会議も引き締まりますし、何よりも第三者としての公平さが保たれます。一方、新人など部外者を「オブザーバー」としたり、スポーツ現場でも研修などで使われています。この様に「オブザーバー」はバランスを取る意味でも大事ですが、議決権は与えられていないので単なる数合わせや無意味な存在と揶揄される事もあります。

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