オミット(Omit)
「オミット」とは「省略や除外といった意味のビジネス用語」です。最近はカタカナ語が当たり前のように用いられ、特に大企業や外資系の営業職などでは日本語の方が通じやすいと思っても敢えてなのか、空気感で拒否される傾向があります。それも時代背景なので仕方がないと諦めるしかないでしょう。では「オミット」の解説となります。
オミットの意味とは
「オミット」の意味は以下の通りとなります。
(1)除外する。省く。省略する。抜かす。
(2)近年注目のビジネス用語の一つで、何かを抜かしたり省く際に「オミットする」となる。
「オミット」は英語表記「omit」で、直訳すると「除外する」「省く」「省略」などで、最近はビジネス用語やカタカナ語として使われる傾向があります。と言っても良い意味合いというよりは悪い解釈がされる言葉で、要するにダメ出しとして「オミット」「オミットする」「オミットした」「オミットされた」といった形になります。ビジネス用語以外でも音楽業界などの専門用語「オミットコード」とした使われ方もありますがこの様なケースは非常に稀で、一般的にはビジネス用語や「省く」をさらに拡大解釈してシャットアウト・締め出す・阻むといった風にもなります。
オミットの由来
「オミット」の由来は残念ながら不明ですが、文献としては近代用語辞典「舶来語便覧」(1912年)などに文言が記されています。
オミットの文章・例文
例文1.遅刻ばかりして信用を失い、開発チームからオミットされる事になったが、これこそ正に退職を目指した計画通りで第一段階は上手くいった。
例文2.何がオミットできるのか会議を何度も開いて検討を重ねたが、出席者一同は脳裏でこの会議こそオミットするべきだと思っているが誰も何も言えない。
例文3.このまま日本だけ不景気が続けば、将来的には先進国からオミットされる可能性も出てきてしまう。
例文4.引っ越し先に持っていく荷物からさらにオミットして、新居ではミニマリストとして新しい生活を始める予定だ。
例文5.あれだけ服従してきた上司からオミットされたと気が付いたのは、東北への転勤が命じられた日で、その時の悔しさは今でも忘れる事ができない。
主にビジネス現場で「オミット」を使った例文となります。
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オミットの会話例
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もうサラリーマン辞めようかな?
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どうしたの? 帰ってくるなり弱気な事を言って。
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最近は上司や同僚達から明らかに距離を置かれているんだよね。連中が見る目は、仕事が出来ないと軽蔑している眼差しでさ。それがきついんだよ。
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そうだったんだ。それなら我慢して居続けてもオミットされるのも時間の問題よね。だったら、いっその事キッチンカーでも二人で始めない?
仕事が上手くいかない夫と支える妻の会話です。
オミットの類義語
「オミット」の類義語には、「除外」「どける」「アウト」「オミッション」「カット」などの言葉が挙げられます。
オミットの対義語
「オミット」の対義語には、「コミット」「包含」「加える」「付帯」などの言葉が挙げられます。
オミットまとめ
「オミット」はビジネス現場で頻繁に使われる言葉で、除外や省略といった意味になります。名簿や計画から何かを削除する際に「○○をオミットする」として、今やビジネス用語の定番と言っても過言ではないほど日常的に使われています。