オープンソース(Open Source)
ネット上やIT業界で聞かれる言葉、オープンソース。類義語に「フリーソフト」があり、「いったいどう違うのさ?」と思っている方もいるはずです。この記事ではオープンソースの意味やフリーソフトとの違いについて解説しているため、細かな言葉の意味を知りたい方はぜひ読んでみてください。
オープンソースの意味とは
オープンソースとは、簡単に言えば開発したソフトウェアのソースコードを「あなたたちも自由に利用・修正・再配布していいよ」と全世界に公開することをいいます。
オープンは「開く」、ソースは「出典・出所・由来」と言う意味。オープンソースソフトウェアとも言います。
ソースコードというのは「ソフトウェアを成り立たせているプログラミング言語」のことです。つまり、プログラミング言語を理解できる人であればそのソフトウェアを自由にいじれるし、また修正したソフトウェアを公開することも自由だというのです。
通常のソフトウェアは購入が有料である上に、ソースコードを修正することはできません。
しかしオープンソースはOSI(Open Source Initiative)という非営利団体が決めた10か条から成るOSD(Open Source Definition)というガイドラインを守っていれば、OSL(Opne Source Lisence)と呼ばれる利用許諾契約に基づいた公開が可能になります。
オープンソースの由来
オープンソースという用語は1998年にクリスティン・ピーターソンが初めて用いました。元々、後述するフリーソフトウェアと言う概念は当時ビジネス的に現実的でないとされていましたが、ある企業が自社の建て直しを図るため、ソフトウェアのソースコードを公開することで製品の品質向上を図ろうと戦略を練りました。その際に作られた言葉がオープンソースだったのです。
オープンソースの文章・例文
例文1.オープンソースの利用にはメリット・デメリットどちらも存在する
例文2.オープンソース化したことで知名度が飛躍的に上昇した
例文3.オープンソースライセンスを取得する
例文4.オープンソースだからといって悪用は厳禁だ
例文5.オープンソースはセキュリティ面に難がある
オープンソース、オープンソースライセンス、オープンソースイニシアチブと、似たような用語がやや多いので正しい使い分けに注意が必要です。
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オープンソースの会話例
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しまった、パソコンは買ったが、Microsoft Officeも入れなきゃいけないのを忘れていた。
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Officeだけでも高いからね。オープンソースの物を使ったら?
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そんなソフトありましたっけ?
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Open Officeだったら、確か無料だったと思うけど。
上記の会話で出てくるOpen Officeや、メール機能のThunderbardなど、私たちが普段使っている製品にもオープンソースの製品がいくつか存在します。祖のクオリティには目を見張るものがありますね。
オープンソースの類義語
オープンソースの類義語にフリーソフトウェアがあります。フリーソフトウェアは無償で公開され、だれでも自由に利用・修正・販売が可能なソフトウェアです。オープンソースとどう違うのか?ということですが、オープンソースはライセンスによって制限事項があることがあります。フリーソフトウェアは基本的にそのような制限がなく、完全に無償です。
オープンソースまとめ
どうだったでしょうか?オープンソースとは独自の考え方によって発展を遂げたソフトウェアです。とはいえ、普通に暮らしている分には無償で入手して使用する以外の利用方法はあまりとらないでしょう。