カバードワラント(Covered Warrant)
カバードワラントは、直接株式を購入する訳ではない、証券によるオプション取引の一種です。その中でも仕組みを知ってしまうと分かりやすいのが特徴で、少額の投資で大きな利益を出すことも可能です。
この記事の目次
カバードワラントの意味とは
カバードワラントとは、対象の株式の相場が上がるか下がるかを当てる投資だと考えると分かりやすいでしょう。コール(上がる)、ブット(下がる)の二種類から選択し、この証券を購入した時点での対象の株価を基準に、指定の期間が経過したところで判定が行われます。
コール型を購入した場合、その時に株価が上がっていれば、基準にした時との差額によって利益が決定します。ブット型では下がった時に差額を元に利益が計算されます。それぞれ逆に値動きしてしまうと、その差額から同様に損失が発生してしまいますが、最大でも投資(購入)金額までの損失に留まるようになっています。追証(追加で必要になる保証金)などが発生することはありません。
直接その株式を購入する訳ではなく、このような仕組みの為、いわゆる”外ウマ”方式での投資です。対象となる銘柄は、有名銘柄のことがほとんどで、1万円程度の少額からの投資も可能です。その為、直接株式を購入する資金がない場合でも投資が行えることがあります。
カバードワラントの由来
カバードワラントの由来は、ワラントという”株式を購入する権利”の代わり(カバー)という意味からきています。本当に購入する訳ではありませんが、あたかもそうしたかのように、それによる値動きで損得が決まる証券投資です。
カバードワラントの文章・例文
例文1.カバードワラントで大きな利益を狙ったが、そううまくもいかなかった
例文2.直接その株式を購入するより、カバードワラントの方が何かと面白そうだ
例文3.狙った株式を対象としたカバードワラントは発売されていなかった
例文4.カバードワラントは証券なので、それ自体の売買も可能だと聞いた
例文5.大きなレバレッジのカバードワラントはハイリスク、ハイリターンだと言わざるを得ない
カバードワラントは、まずそれを扱っている証券会社を利用しないと購入することができず、購入した後は他の証券同様に売買することができます。
対象となる銘柄はそれほど多くありませんが、基本的にレバレッジが利用できるので、少額の投資で大きな利益を狙うこともできるのが魅力だと言えるでしょう。
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カバードワラントの会話例
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株とか証券関係に手を出してみたいけど、なにか良い取引とか知らない?
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初心者ならカバードワラントがおすすめよ。少額からでも可能だし、大失敗して借金することもないの。
投資額と同額までしか損はでないから安心よ。 -
カバードワラントって聞いたことないな。勉強不足なのかな。
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eワラントとも呼ばれているから、この呼び名のほうがわかりやすかったかもね。
カバードワラントは、少額で大きな利益を得ることができるかもしれないので、とても夢がありますね。
カバードワラントの類義語
カバードワラントは、”eワラント”とも呼ばれることがあります。むしろ、こちらの名前なら知っているという人も多いかも知れません。
eワラントとは、”eワラント証券”の登録商標で、この会社が発行しているカバードワラントのことです。それ以外の会社からこのeワラントを購入する(その会社では直接発行していない)ことになる場合も多く、現在のカバードワラントのほとんどは、このeワラントだと考えてもいいでしょう。
カバードワラントまとめ
カバードワラントは、外貨取引におけるバイナリーオプションのようなものです。直接その銘柄を購入する訳ではありませんが、その値動きに連動した利益を得られる証券投資です。もちろん損失を出してしまうこともあるので、高いレバレッジでの購入時には注意が必要になります。