カラス族(からすぞく)
カラス族とは、「1980年代にトレンドになった、全身の黒の洋服やアイテムで統一したファッションのこと。」です。都会で行き交う人々の流行として、全身黒からなるファッションで少し前の時代から既に流行っていたブームです。1980年代、当時では人によっては大きく反感を買うファッションのひとつでした。今でこそ、現役のトップモデルや俳優が着こなして、街でも見かけるこのブームの火付け役と、どのような意味も持ってカラス族と呼ばれているのか、この記事では意味や例文や類義語を紹介していきます。
カラス族の意味とは
カラス族の意味とは「1980年代にトレンドになった、全身の黒の洋服やアイテムで統一したファッションのこと。」という意味で使われています。現在では全身ブラックに染めたコーディネートは若い人の間では主流にもなるので、カラス族という言葉では、少し前に流行った言葉ですので、あまり若い人達の間では知られていません。ただSNSなどで1980年代のファッションを好む人が増えてきており「カラス族」は好む人達が着始めてから、また再ブームになっているともいわれています。一部のファッションに詳しい人からはニッチな言葉のひとつとして使われています。
カラス族の由来
カラス族の由来とは、全身を黒で統一した姿が「まるでカラスのようだ」と言われてたことから、呼ばれるようになったと言われています。ブームの火付け役は「ヨウジヤマモト」と呼ばれるデザイナーとブランド「コムデギャルソン」がきっかけです。全身を黒に染めることはタブーと呼ばれ「宗教的」でもあると言われ反感を買ってもいました。「そのためファッションの常識を変えた」と当時は話題になりました。
カラス族の文章・例文
例文1.全身黒で染めたファッションのことをカラス族という。
例文2.かつてカラス族と呼ばれたファッションが日の目を見ている。
例文3.上下で色を統一するセットアップの流行から、黒を選ぶとカラス族のようだ。
例文4.あの人のコーデはいつだって全身黒で、カラス族と呼ばれている。
例文5.かつてカラス族と呼ばれ忌み嫌わていたファッションは、現在では流行の先端にある。
全身黒で染めたファッションの人をカラス族と呼ぶ会話例です。
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カラス族の会話例
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1980年代のファッションや雑誌、小物とかが人気になっているの知ってる?
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1980年代の音楽なんかも人気出てない?シティポップとか。あの頃はよかったな。
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ファッション雑誌で見た全身黒で染めたファッション。最近でも全然見るよね。
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当時はカラス族って呼ばれて嫌う人もいたぐらい。今では都会じゃすごく見かけるファッションだよね。
1980年代のファッションのブームが再熱してる会話の中からカラス族が話題にしている様子です。
カラス族の類義語
カラス族の類義語には「全身黒コーデ」「モード系ファッション」とも呼ばれています。
カラス族の対義語
カラスの明確な対義語はありません。対義語ではありませんが、全身白で染めた人のファッションのことを「王子系ファッション」と呼んだりします。
カラス族まとめ
色んなファッションをがあり、愛用するのは人それぞれです。元々は人によって「常識から逸れている」と反感を買ったファッションです。今では当たり前のコーディネートのひとつとして愛用されています。ファッションの流行は目まぐるしく変わっていて、前に流行ったものが、またブームになるといったことがあります。ファッションは歴史に学ぶものが多く、次に流行るのはダサいと現在で呼ばれているものが、次ではファッションの改革を起こすかもしれません。