カルト二世(カルトにせい)
日本には様々な新興宗教がありますね。新興宗教が社会的な問題になることもありますが、自分の居場所が増え、信じることで人生が良い方向に向かえばそれはそれで良いものだと思いますが、最近では「カルト二世」という言葉を耳にします。「カルト二世」とはなんなのか、この記事で詳しくみていきましょう。
カルト二世の意味とは
「カルト二世」とは、「勧誘され、所属した宗教団体の教えに従う親によって特有の価値観に基づいて育てられた子供」のことを指します。
しかしながら、日本ではそのことがいじめや迫害の対象になる事もあり、多様性を許容する社会を創る事も考えていかなければなりません。
カルト二世の由来
そもそも「カルト」は「崇拝」とか「儀礼」といった意味のラテン語が起源の言葉です。しかし、日本で「カルト」と言うと、比較的小規模な新興教団を示すことが多いです。またいわゆるカルト的な組織は、強制的・威圧的な支配体制を持つことをさすことが多いです。
そんな「カルト」という言葉と「二世(一世である親の地位を継いだ、または継ぐ予定の者)」という言葉が合わさり誕生しました。
カルト二世の文章・例文
例文1.親がカルト教団に属していて僕も所属しているので、僕はカルト二世ということになる。
例文2.昨今ではカルト二世によるカルト教団の実情を綴った告発本が話題になっている。
例文3.宗教に頼ることは悪くないが、子供の意見を無視してカルト二世にするのはよくないことだ。
例文4.カルト二世の僕の人生は、とても壮絶なものだった。
例文5.カルト二世によるカルト二世問題がちまたで話題に上がる。
勧誘されてカルト信者やカルト的団体のメンバーになった大人の陰には、常に子どもたちへの人権侵害が疑われるという問題がカルト二世問題と呼ばれています。
- [adsmiddle_left]
- [adsmiddle_right]
カルト二世の会話例
-
実は子供の頃から所属してた宗教を抜けたいと言ったら母さんと喧嘩になったんだ。
-
親子でも分かり合えることと分かり合えないことはあるわよね。
-
うん、カルト二世として生まれてしまったからしょうがないことではあるんだけどね。
-
人によって親子の関わり方は様々だと思うわ。お母さんとはちょうど良い距離感で関わっていければいいわね。
たとえ自分の子でも、子供の意思は親の思った通りには形成されません。
カルト二世の類義語
カルト二世の類義語として「カルト集団」「カルト宗教」などが挙げられます。
カルト二世まとめ
カルト二世であることで、一般的な常識とはかけ離れた教義に基づいて育てられた価値観や、そこでの活動を強制されることによって、学校での価値観の異なる同級生とうまく関わることができなかったり、心を悩ませることもあるようです。そんな子供時代でその後の人生も大きく左右してしまうこともあるかもしれません。