ガサ入れ(がさいれ)
「ガサ入れ」という言葉は特にテレビドラマやバラエティ番組等で耳にしますが、詳しい意味まで理解していない人もいらっしゃるのではないでしょうか。警察特有の隠語であり、一般に使われる事ではありません。ガサ入れとはどういう意味で、どんな由来があるのか説明をしていきます。
ガサ入れの意味とは
ガサ入れとは、家宅捜索のことを意味します。家宅捜索とは、刑事事件が起こった際に検察官や司法警察職員が建物内や敷地内に立ち入って証拠品を捜すことです。これは裁判所の令状によって行うものであり、警察単独で行えるものではありません。ドラマや警察関連のドキュメンタリー番組でよく出てくる言葉であり、最近ではテレビの影響もあり、耳にするケースも多くなっているのではないでしょうか。
ガサ入れの由来
「ガサ」とは、捜す(さがす)を逆から読んだものです。業界用語や隠語として、本来の言葉を逆から読むというパターンはよく見られます。刑事ドラマでよく使われていますが、バラエティ番組などで浮気の証拠を探すことを「ガサ入れ」と呼んでいることもあり、単なる証拠捜しという意味で使われるケースも多くあります。
ガサ入れの文章・例文
例文1.あの事件の容疑者宅で、ガサ入れが実施された
例文2.彼女に浮気を疑われてガサ入れされたよ
例文3.ガサ入れの結果、証拠品は見つからなかった
例文4.あいつの部屋が怪しいから、一度ガサ入れする必要があるな
例文5.捜査令状により、ガサ入れを実施する
こういった例文を見ると、やはり刑事ドラマや映画の一場面が連想されます。ただガサ入れは基本的には早朝の朝一番で捜査員が家に来ることが多く、ドラマや映画のように思い立って、すぐにガサ入れをする事は捜査令状の有無の問題で出来ません。
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ガサ入れの会話例
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友人Aが最近様子が変なんだよね。
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確かにそうですね。
妙に付き合いが悪くなったというか。 -
あまり家から出ようとしないんだよね。
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一度、ガサ入れをする必要がありますね。
警察がよく使う専門用語になりますが、会話例のようにちょっとしたおふざけで使用することもできます。
ガサ入れの類義語
ガサ入れの類義語は、意味の解説でも書いたように「家宅捜索」が該当するでしょう。もう拡げて考えていくと「証拠捜し」や「証拠集め」等も当てはまるでしょう。
ガサ入れまとめ
ガサ入れという言葉は、意味はなんとなく分かっていても「ガサ」とは一体何のことなのか知らなかったという方も多いのではないでしょうか。今では一般の人々にもそれなりに通じる言葉になっていますが、どの世代の人たちにも通じるように表現したい場合は、「証拠捜し」等の言葉に置き換えたほうが良さそうです。