「キリバン」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

B!

キリバン(きりばん)

「キリバン」とは「”100”や”12345”など切りの良い数字に用いる日常用語でありネットスラング」です。どちらかと言うとネットスラングとして2000年頃に流行った言葉で、HPのアクセス数が「キリバン」になると運営側や訪問者がまるで縁起が良いように錯覚して喜ぶという、今では理解不能な状態だったのです。そんな懐かしのネットスラング「キリバン」の解説となります。

[adstext]
[ads]

キリバンの意味とは

「キリバン」の意味は以下の通りとなります。
(1)”100”や”1000”、”200”や”300”、或いは”111”や”222”に”12345”など下の桁がゼロや連続番号にぞろ目など「切りの良い番号」を言い表すネット用語。
(2)死語扱いのネットスラングで、かつてはウェブ上のアクセスカウンターが”100”や”12345”など切りが良い番号になる際に使っていた。
(3)「キリ番」「切番」とも書き同義。
”キリ”は「”区切り”の略」「”切り”の略」、”バン”は「”番号”の略」で、そもそもは昔から単純に順番や番号などで区切りが良い際に使っていたのが「キリバン」です。ですから、例えば出席番号が”22”や電話番号が”4444”などの場合は、覚えやすい特徴から周囲から歓迎的なニュアンスとして「キリバン」と言われていました。よって、覚えやすい数字以上にあまり深い意味合いはなかったのですが、それから時間が経過してインターネットが少しずつ普及し始めると状況が変わっていきます。2000年前後の黎明期のネット世界では、HP上にはアクセスカウンターが設置されている事が多く、誰かが訪問をして閲覧するとカウンターの数が増えていきます。そのカウンターが”100”や”1000”などの「キリバン」を刻むと、記念として訪問者の名前(ハンドルネーム)を表示させるサイトが多数あったのです。現在はそれを恥ずかしい行為や懐かしさとして語られていますが、当時はちょっとしたブームで「キリバンを踏む」「キリバンゲット」を目指して何度もサイト訪問をする人も多かったのです。

キリバンの由来

「キリバン」は上記の通り2000年頃から使われ始めたネット用語・ネットスラングです。厳密にはそれ以前から言葉としては存在していましたが、インターネットの普及によって個人でホームページやサイトを開設する人が増え、当時は閲覧数を表示するアクセスカウンター設置も常識だったので、そこから「キリバン」が定着していきました。

キリバンの文章・例文

例文1.当時は寝る間を惜しんでキリバンを踏むのに必死だったが、冷静になるとあんなに無意味な事はなくて思い返すと情けなくなる。
例文2.友人の携帯番号はキリバンだが、まあ互いにメッセージでしかやり取りをしないので重要視はしない。
例文3.サッカーのキリバンと言えば、フォワードが付ける事が多い「11番」だ。
例文4.業者による政治家への賄賂もキリバンにすれば、ニュースの際にちょっとした話題になるだろう。
例文5.漫画こち亀がキリバンの200巻で連載終了したと思ったら、しれっと201巻が発売されて草生える
ネットスラング「キリバン」を使った例文です。

  • [adsmiddle_left]
  • [adsmiddle_right]

キリバンの会話例

  • もしかして、今日って2月22日じゃない?

  • キリバンだね。縁起がいいかも。

  • あーそれに、ほら時計を見てよ。もう少しで22時22分じゃない。

  • 本当だね。キリバンって妙にテンションが上がるよね。何もないのに…。

2月22日22時22分を直前に控えた男女の会話です。

キリバンの類義語

「キリバン」の類義語には、「ぞろ目」「連番」「続き番号」などの言葉が挙げられます。

キリバンまとめ

「キリバン」はネット上や日常生活でのぞろ目や連番や下の桁がゼロになる数字の事です。特に2000年前後はネット用語として人気が高まり、サイトのアクセスカウンターに表示される「キリバン」に大勢が一喜一憂したものです。現在は懐かしのネットスラングであり、日常生活でもぞろ目などの数字でも特別意識をする人は少なくなっています。

最新の記事はこちらから