クローリング(Crawling)
「クローリング」とは「検索エンジンが自動でサイト内の情報を集める事」です。ロボット型検索エンジンであるGoogleなどの「クローラー」がそのサイトのページ内にある様々な情報を複製や保存し、検索エンジンに活用されるのです。逆に言うなら、「クローラー」されないと検索結果に表示されないので、第三者が検索からそのサイトに辿り着くのが不可能になってしまいます。このように重要な役目がある「クローリング」や「クローラー」の解説をさせて頂きます。
クローリングの意味とは
「クローリング」の意味は以下の通りとなります。
(1)IT用語で、ロボット型検索エンジン(クローラー)がインターネットのサイトページを自動的に巡回し情報を収集する事。
(2)Web領域で特殊なプログラムを使う事で情報を収集する事。
(3)ネット上のデータを集める手段で、手動だと面倒でありミスも多いが自動化する事で効率良くなる。
「クローリング」とはIT用語でありプログラミングなどをしているなら半ば常識ですが、それ以外の一般の人々にとってはかなり分かり辛い言葉です。簡単に言えば、「ネット上のデータ収集の自動化」で、サーチエンジンのデータベース作成するプログラム「サーチボット」がネット上の情報を自動で巡回して集めてくれます。この「クローリング」をするプログラムが「クローラー」(スパイダー)で、情報から任意情報を抽出するのが「スクレイピング」です。よって効率的にデータ収集できるので、その情報が市場分析などで役立つのです。「クローラ」によってGoogleやYahoo!などの検索エンジンのデータベースに、HTML・テキストファイル・CSSファイル・JavaScriptファイル・画像・PDFのファイルが収集・登録され、そのページがランク付けされて検索結果が表示され人々がより使いやすくなるように日夜改善されています。これによって、ある企業のサイトがGoogleなどで検索されると最初のページや或いは次のページに表示されるのです。基本的には人気あるサイトや有名企業はトップページに表示されますが、これが何ページも辿らないと表示されないとなると当事者にとっては致命的で、特に買物サイトなら売上低迷となるので自サイトが検索上位に表示されるのは絶対なのです。その為にweb専門家にサイトを運営してもらったり、Googleに「クローリング」をリクエストするなどして対策をしています。因みに「クローリング」の代表的ツールはグーグル社の「Google Search Console」で、これを使うと自社サイトの「クロールの統計情報」が一目瞭然で、巡回されたページ数やダウンロード量などが分かります。
クローリングの由来
「クローリング」の由来は水泳の泳法である「クロール」です。「クロール」には「地を這う」「のろのろ」「媚を売る」などの意味がありますが、いつからかIT用語としてネット上のデータ収集という意味にもなりました。
クローリングの文章・例文
例文1.ネット社会ではGoogleのクローリングこそが絶対であり、これが通らなければ意味がない。
例文2.クローリングするファイルはHTMLがメインだが、テキストやCSS等々も含まれる。
例文3.データ分析や調査で必要不可欠の技術となっているのがクローリングである。
例文4.クローラーで情報収集する作業がクローリングである。
例文5.新規サイトは注目を集める為に、Google Search Consoleを利用するとクローリングされるようになります。
「クローリング」の解説めいた例文です。
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クローリングの会話例
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また、新しくサイトを作り上げているんでしょう? 調子はどう?
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うーん、まあまあかな。この前のサイトは評判悪かったから、今度のはしっかりしたものにしないとね。
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何にしても、プログラマーは大変そうだよ。
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まあね、それが仕事よ。でも、今回はクローリングを最適化させて検索されやすく上位に表示されるサイトになるから、楽しみにしていてよ。
職場における男女の会話です。男性が女性プログラマーに労いの言葉をかけています。
クローリングの類義語
「クローリング」の類義語には、「クローラー」「Googlebot」「Bingbot」「クローラビリティ」などの言葉が挙げられます。
クローリングまとめ
「クローリング」はIT用語で、ネット上の情報を自動的に巡回し収集する事です。ネット社会である現在は企業にとって「SEO対策」として注目を集める言葉で、要するに自社サイトや商品などを検索エンジンで調べた際に上位に表示させる結果が求められ、その為に「クローリング」されやすいのが大事なのです。