「グエル公園」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説！

グエル公園(ぐえるこうえん)

｢グエル公園｣とは｢世界的な建築家ガウディの作品が展示されたスペイン・バルセロナの人気観光スポット｣です。世界を代表する建築家の中でも最も有名で偉大な人物とされるスペイン・バルセロナ出身のアントニ・ガウディ氏の芸術作品を見学できる事から、世界遺産にも登録された｢グエル公園｣の解説となります。

グエル公園の意味とは

｢グエル公園｣の意味は以下の通りとなります。
　(1)世界で最も有名な建築家とされるアントニ・ガウディ氏の作品群の一つで、スペイン・バルセロナの街並みを一望できる観光名所となっている世界遺産に登録された公園。
　(2)スペイン・バルセロナ北部に位置する建築家で鬼才のアントニ・ガウディ氏が設計した庭園都市の公園で、奇妙な作品も多く展示されている事から｢サグラダ・ファミリア｣に次ぐ人気観光スポットでもある。
”グエル”は｢スペイン・バルセロナ出身の実業家・エウゼビ・グエイ氏の”グエイ”のスペイン語読み｣｢公園計画をガウディに持ち掛けたグエイ伯爵の事｣、”公園”は｢運動やレクリエーションが可能で緑も整った場所｣で、スペインを代表する実業家のグエイ伯爵と有名建築家・ガウディ氏による夢の住宅地で現在は公園となっているのが｢グエル公園｣(英語表記:Park Guell)です。当初はグエイ伯爵がスペインを代表する芸術センスある住宅地をバルセロナに作ろうとガウディに計画を持ち掛け、賛同したガウディは総合芸術として当時の工業化に反対する願いを込めて自然と調和した新しい住宅地として1900年から14年まで建造されました。しかし、あまりにも前衛的過ぎて当時は大勢の市民から理解は得られず、住宅地の買い手はグエイとガウディの2軒だけとなって工事は中断を余儀なくされます。その後施主でもあるグエイが亡くなると住宅地は市に売却され、現在は｢グエル公園｣として鬼才・ガウディの奇妙な作品が展示された｢サグラダ・ファミリア｣に次ぐ観光客が詰めかける人気スポットで、1984年には｢バルセロナのグエル公園、グエル邸、カサ・ミラ｣としてユネスコの世界遺産に登録され、2005年に｢アントニ・ガウディの作品群｣の一つと登録名が変更されました。｢グエル公園｣には大トカゲ・波打つ長いベンチ・回廊・お菓子の家といった不思議な芸術作品があり、広大な公園内を散策しながらこれらの作品を見学する事ができます。

グエル公園の由来

｢グエル公園｣は当初はスペインを代表する実業家・グエイ伯爵の名前から取られて計画・構想された住宅地だったが、1900年に着工が始まると全体の設計や建築を任されたガウディの奇抜さが仇となり住宅地を購入する人はまったく現れず、1914年に工事は中止されます。その後グエイ伯爵とガウディの2人が亡くなると、1984年にバルセロナ市が住宅地を買い取って｢グエル公園｣としたところ、ガウディの奇妙な作品が見学できる事から人気観光スポットに生まれ変わったのです。

グエル公園の文章・例文

例文1.失恋からの傷心を払拭しようとバルセロナ旅行を計画し最大の目的はグエル公園に決めたが、いざ見学すると自分には難しい芸術作品ばかりでガウディからも愛想を尽かされ見放された気がした。
例文2.スペインは料理が美味しくサッカーも面白く、グエル公園まであるのだから文句なしの情熱の国である。
例文3.バルセロナのカタルーニャ人にとってグエル公園は魂のような場所なのだろう。
例文4.グエル公園から見渡すバルセロナの街並みに感激し、スマホで自撮りしようとバッグを下に置いた瞬間に悪ガキが盗んでいった。
例文5.多くの観光客はグエル公園を見学した後、バルセロナで本場のバルに寄って飲み食いして、最後はFCバルセロナで記念グッズを買って空港に向かう。
｢グエル公園｣を使った例文となります。

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グエル公園の会話例

• 

  一生に一度は訪れたい場所ってあるよね。
• 

  うーん、私は特にないかなー。
• 

  どこかはあるでしょう。例えばー、青森の恐山とか、富士の樹海とか、どこかないの？
• 

  あっ、そう言えばスペインのグエル公園はちょっと行きたいかも。

一度は訪れてみたい観光地についての会話内容です。

グエル公園の類義語

｢グエル公園｣の類義語には同じく｢アントニ・ガウディの作品群｣として｢グエル邸｣｢カサ・ミラ｣｢カサ・ビセンス｣｢サグラダ・ファミリア｣｢カサ・バトリョ｣などの言葉が挙げられます。

グエル公園の対義語

｢グエル公園｣の対義語はありません。補足として｢公園｣の対義語は｢戦場｣｢戦地｣｢修羅場｣などになります。

グエル公園まとめ

スペインのバルセロナを代表する世界的な建築家アントニ・ガウディ氏の作品が展示された人気スポットが｢グエル公園｣です。元々は広大な芸術センスも兼ね備えた住宅地として計画されましたが頓挫し公園となった事で観光客が押し寄せる名所となり、日本でも｢サグラダ・ファミリア｣に並んで高い知名度を誇っています。