「グリーンカード」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説！

グリーンカード(Green card)

｢グリーンカード｣とは｢アメリカに永住する外国人が必要となる永住権証明書｣です。これまでニュースや映画などで｢グリーンカード｣を扱った話題を見聞きした事があると思いますが、アメリカで生活する外国人にとっては｢グリーンカード｣の取得許可が下りるか否かというのが人生の大きな境目になるほど大事なのです。

グリーンカードの意味とは

｢グリーンカード｣の意味は以下の通りとなります。
　(1)アメリカで外国人に発行される合法的永住資格の証明となる永住者カードの通称で、現在は白色だがかつては緑色だった事から呼ばれ始める。
　(2)アメリカの永住権証明書で永住権の事。
　(3)ホッケーなどのスポーツで悪質反則を犯した選手に審判が警告として示す緑色のカード。
観光でアメリカを訪れる場合は基本的にはパスポートだけあれば問題ありませんが、90日以上の長期間の滞在やそれ以上の目的として就労や就学などが目的となる場合は｢ビザ｣(査証)が必要になり、その｢ビザ｣には｢非移民ビザ｣と｢移民ビザ｣(グリーンカード)の2種類があります。
　・非移民ビザ…アメリカに移住せず最終的には帰国や他国に移り住む予定の外国人に発行する。
　・移民ビザ(グリーンカード)…アメリカへの永住を希望する者に発行される永住者カード。
要するにアメリカが公的に外国人の永住を認めた証となるのが｢グリーンカード｣で、職業を自由に選択したり出入国も自由になるメリットがあります。しかしながら誰でも簡単に｢グリーンカード｣を取得できる訳ではなく、アメリカ人と結婚したりアメリカに投資をするなどの一定条件をクリアーしなければならず、それでも数年程度の時間を要します。一般例として最も最短とされる、結婚してアメリカ人の旦那さんや奥さんがいれば｢グリーンカード申請｣をして、犯罪歴など特別問題がなければ約1年で取得できます。逆に言うなら1年間は永住権の取得は不可能ともなります。一見するとハードル高くも感じますが、日本の場合は同様ケースでも3年以上の婚姻生活と1年以上の在留実績が必要なので、アメリカよりも日本の方が永住権を取るのは難しいです。

グリーンカードの由来

｢グリーンカード｣の由来はアメリカでは1940年代に採用された｢移民ビザ｣のカード色が緑だった事から通称として呼ばれ始め、現在はカード色が白に変更されたが呼び方だけは当時を因習して受け継ぎそのまま使用されています。

グリーンカードの文章・例文

例文1.2001年のアメリカ同時多発テロ事件以降はイスラム国へのグリーンカードを巡って大きな論争を巻き起こしたのは未だに記憶に新しい。
例文2.アメリカは好きだが移住どころか岐阜県の自宅がある町内からも滅多に出ない自分にはグリーンカード取得など全く関係のない話だ。
例文3.その内にグリーンカードもスマホアプリになって気軽に申請などが出来るようになるだろう。
例文4.グリーンカード申請をしたいが、家族が不法移民なので当面は難しいと思う。
例文5.メキシコなど中南米では違法グリーンカードが巨大ビジネスとなってマフィアの資金源になっている。
｢グリーンカード｣を使った例文となります。

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グリーンカードの会話例

• 夢のアメリカ暮らしかー、憧れるなー。本当におめでとう。

• 私が結婚してアメリカに行くからって、仕事はちゃんと頑張って下さいよ。

• それは頑張るよ。でも、まさかアメリカ人の彼氏と結婚してカリフォルニア住まいになるとは、人生何が起こるか分からないね。

• でも不安だらけなんですよ。向こうは物価も高いし、グリーンカードを取得するのも大変って言うし…。でも今はネットがあるので、仕事で困ったら連絡して下さい。

職場の後輩女性の結婚が決まり、新しくアメリカで生活をする事になったという内容です。

グリーンカードの類義語

｢グリーンカード｣の類義語には、｢永住権証明書｣｢労働許可証｣｢パスポート｣｢旅券｣などの言葉が挙げられます。

グリーンカードの対義語

｢グリーンカード｣の対義語はありません。補足として”永住”の対義語は｢転出｣｢仮寓｣｢移住｣｢転居｣などの言葉が挙げられます。

グリーンカードまとめ

｢グリーンカード｣はアメリカで外国人に発行される入国許可証であり永住権や永住権証明書です。かつては緑色のカードだった事からその名残で｢グリーンカード｣と現在でも呼ばれます。アメリカの場合は90日以上の長期滞在者には｢ビザ｣が必要となり、一時滞在者で帰国する人には｢非移民ビザ｣、結婚や就職など永住希望者には｢グリーンカード｣の｢移民ビザ｣をそれぞれ申請しなければなりません。