グロ(grotesque)
若者の間で血や内臓などの生々しい気持ち悪さを表現した作品などに対して「グロい」という表現が使われることがありますが、これもこの言葉と全く同じ意味を持つものです。今回はそんな昔より抵抗を持つ人が少なくなったと考えられる、この「グロ」という表現について解説をしたいと思います。
グロの意味
グロとはグロテスク(grotesque)の略称であり、不快になるほど異様で気味が悪い様子を表す言葉になります。
日本でグロいと表現する時は血が噴き出したり、物理的に痛々しいシーンに対して用いられる言葉となっております。
グロの由来
グロの正式呼びであるこのグロテスクは語感通り海外から流れてきた言葉になります。
15世紀。ローマの地下遺跡で発見された古代の模様が元となっており、イタリア言葉で「洞窟」「古代遺跡」を指し示す「grotta」という言葉が転じる形で「grotteschi」という形になり、さらにフランス言葉に派生することで現在の「grotesque」という形に変化していきました。
グロの文章・例文
例文1.グロい場面がある映画を鑑賞する。
例文2.外国人はなぜかグロ表現が大好きだ。
例文3.日本では馴染みがなかったグロだが、最近は大人から子供まで遊ぶグロ表現が含まれるゲームも流行るようになった。
例文4.血がダメだと言う人にグロは無理だ。
例文5.グロとグローバルは全くの別物になります。
海外ではなぜかグロいものが大好きな傾向があります。
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グロの会話例
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アキラって映画知っていますか?佐藤さん。
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海外でも非常に話題になった日本のアニメーション映画作品ですよね。
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そうですそれです。ただあのアニメ、結構グロいシーンがあるので、私見れていないんですよね。
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鈴木さんはバイオハザードプレイして気絶した人なので、それはそうでしょうね。
日本の繊細な描画表現を駆使して作られたアニメーションによるグロ表現は海外で大きく評価されています。
グロの類義語
グロの類義語としては、「ゴア(Gore)」や「スプラッター(Splatter)」といった言葉が挙げられます。
グロまとめ
最近ではデッドバイデイライトというグロテスクなシーンが当たり前のように出てくる、殺人鬼と逃げる側に別れて対戦を行う、マルチプレイホラーゲームが海外だけでなく日本でもYouTube上での配信などを中心に大流行するなど、昔は抵抗があったと思われるこのグロ表現も、非常に一般に認知されるものとなった傾向があります。
それだけ現実の世界でグロテスクなものを見る機会がない、これはまさに今の世の中がそれだけ平和であることの象徴であるとも言えることではないでしょうか。