ケアレスミス(careless mistake)
仕事の場でよく聞く機会が多い言葉ですよね。何か些細な間違いをしてしまったり、小さな不注意によって引き起こされた失敗があった時、「ケアレスミスをした」というような形で使っていらっしゃる方は多いことと思います。ただ、どれだけ小さくてもミスはミス、それにそんな些細な失敗が後に大きな大失態に繋がることもある、そんな「ケアレスミス」という今回のこの言葉について、解説をしたいと思います。
ケアレスミスの意味
ケアレスミスとは、厳密には自身の能力、それまでに蓄えた知識量の不足による失敗ではなく、疲れや眠気、もしくは単純に気が抜けている時など、注意不足による間違いや誤りをしたこと、またそのさまに対して使われる言葉になります。
ケアレスミスの由来
この言葉は和製英語、すなわち元々の言葉が日本で現在のような意味を持つ言葉として使われるようになったものなのですが、最初にこのような意味で用いられたのは1965年、長谷川鑛平という方が作成した「本と校正」というものの中で「著者の思い違いか、ケアレスミスということもあろう」という形で文脈に組み込まれたことが一説であると考えられています。
ケアレスミスの文章・例文
例文1.仕事でケアレスミスをしてしまった。
例文2.ケアレスミスしていたことが、今になって重大な問題に繋がった。
例文3.しまった。この作成書類、ケアレスミスをしていた。
例文4.機械のように精密な仕事をする彼は、決してケアレスミスをしない。
例文5.ケアレスミスをしてしまわないよう、机に付箋を貼る形で完了業務の再確認をするようにした。
ケアレスミスを防ぐためには、常に自分なりのよりよりチェック方法が重要であると言えます。
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ケアレスミスの会話例
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いやーこの間任された仕事にケアレスミスがあって、部長にめちゃくちゃ怒られてしまいました。
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どんな内容のミスをしてしまったんですか?
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その日あまりにも眠かったせいで数字の入力を間違えてしまって、10万と入力する筈が10億になってしまっていました。
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それ部長が気づかなかったら私まで仕事失うレベルの問題なのですが。
ケアレスミス。不注意によるミスとは言え、内容によっては当然のように大事故に繋がるものです。
ケアレスミスの類義語
ケアレスミスの類義語としては、「凡ミス(ぼんみす)」や「ポカをする(ぽかをする)」、「とちる」といった言葉が挙げられます。
ケアレスミスまとめ
医療の現場などにおけるケアレスミスは生死に直結するため、何があろうと許されないものになります。また、医療ほどではないにしても、大規模プログラム業務におけるケアレスミスも後に多くの人の迷惑をかけることに繋がるため、当然しない方がいいことは当たり前ですよね。
ただ、環境のせいで充分な集中力が得られずミスをしてしまう人というものも、世の中には大勢いるもの。そういった方はケアレスミスを防ぐために環境そのものを変えるというのも、決して悪い選択肢ではないことと思います。