ケツ持ち(けつもち)
ヤクザが登場するようなゲームや映画をよく見ている方なら、一度は聞いたことがある言葉なのではないでしょうか。一言で言い表すと「用心棒」という意味を指し示した言葉になります。
あまり日常生活において聞きなじみのない言葉ですが、意味を知っていたらきっとはなたかでしょう。今回はそんな「ケツ持ち」という言葉について、詳しく見てみましょう。
ケツ持ちの意味とは
「ケツ持ち」とは、主に暴力団やヤクザといった組織が、商売を行っている一般の会社などがトラブルなどに巻き込まれた際、その解決をする代わりに対価をもらうことに対して扱われる俗語です。
ケツ持ちの由来
「ケツ持ち」というこの言葉の由来。ケツとはお尻という言葉を下品にした別称です。体において、最後の部分として扱われることから「ものごとの後始末」といった意味に転じていき、面倒な後始末は片づけてくれる「お店の用心棒」に対して「ケツ持ち」という言葉は使われるようになりました。
ケツ持ちの文章・例文
例文1.ケツ持ちになることで、このお店の面倒事の処理も任されるようなった。
例文2.あのお店、ヤクザがケツ持ちしているらしいよ。面倒なことにならないように気を付けないと。
例文3.ケツ持ちしてる分、お金は払ってもらわないと困るよ。こっちも商売なんだから。
例文4.下品な言い方かもしれないが、僕は彼女のケツ持ちみたいなものだ。
例文5.こんな小さな会社だが、実は僕のケツ持ちなんだ。裏の社会では名が通っているらしいよ。
日常的に使うことはあまりありませんが、使う人がいたら極道関連の人か聞いてみるのもいいかもしれません。
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ケツ持ちの会話例
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僕もケツ持ちってできますかね?
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佐藤さんの体格では無理でしょうね。私みたいに鍛え上げないとなかなかつとまりませんよ。
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もっと鍛えないといけませんかね。実は脱ぐとすごいんですけど。
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お店とかでなくて、私個人とかなら全く問題ないですよ。いかがでしょうか。
ケツ持ちとは基本的にお店や会社などに対して用いる言葉です。個人が対象となるケツ持ちといったら、その業界で有名な人しか頼まないのではないでしょうか。
ケツ持ちの類義語
ケツ持ちの類義語としては、「用心棒」や「ボディーガード」などの言葉が挙げられます。
ケツ持ちまとめ
よほどの理由がないかぎり、ケツ持ちという言葉を使うことはないでしょう。それに加え、用心棒を雇いたいという人もそうそういないとは思いますが、誰かが自分の後ろをカバーしてくれていると思うと安心しますね。
ケツ持ちという言葉はどうしても下品な印象にとらえてしまいます、それよりも「後ろ盾」といった言葉で守る意思を見せた方がよいのかもしれません。