「ケース・シラー住宅価格指数」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説！

ケース・シラー住宅価格指数(けーすしらーじゅうたくかかくしすう)

経済に詳しくない普通の人なら何を指しているのかまったく分からないのが、｢ケース・シラー住宅価格指数｣ですよね。かろうじて”指数”と付くので、経済関連ではないかと想像できますが、単に”ケース・シラー住宅価格”だったら、本当に海外の住宅価格としか思えないものです。前置きが長くなりましたが、アメリカでは景気判断の際に重要視されている経済指標で、日本でもFXトレーダーなら注目している指数の一つがこの指数です。

ケース・シラー住宅価格指数の意味とは

｢ケース・シラー住宅価格指数｣の意味は以下の通りとなります。
(1)アメリカの住宅価格動向を示す代表的な指数で、毎月公表されている。
(2)英語では｢S&P/Case-Shiller Home Price Indices、CSI｣で、アメリカ主要都市の一戸建て住宅価格を世界最大の格付け機関｢S&P｣(スタンダード・アンド・プアーズ)が公表し、住宅販売が景気判断として重要視されている。

ロサンゼルス、ニューヨーク、シカゴ、ワシントン等々の全米主要10都市における一戸建て住宅価格の再販価格の変化を測定したのが｢ケース・シラー住宅価格指数｣です。単なる住宅価格の変化というだけでなく、アメリカにとっては住宅や不動産価格は上昇するものであり、景気指標や今後の先行きを占う意味で大変注目を集めている。毎月、月末近くに発表され、ドル円など為替相場の上下に影響を与える。また、同じような指数には｢米 中古住宅販売成約指数｣｢米 四半期住宅価格指数｣｢米 住宅価格指数｣などがある。

ケース・シラー住宅価格指数の由来

1980年代、ロバート･シラー氏とカール･ケース氏の二人の経済学教授の名前を合わせて、｢ケース・シラー住宅価格指数｣は誕生した。二人が設立した会社｢ケース・シラー・ワイス(CSW)｣が
｢ファイサーブCSW社｣に買収されてからは、格付け機関｢S&P｣によって公表されている。

ケース・シラー住宅価格指数の文章・例文

例文1.ケース・シラー住宅価格指数が世界の景気判断にも影響を与えると言っても過言ではない。
例文2.ケース・シラー住宅価格指数も近年は頭打ち感が出始めている。
例文3.日本におけるケース・シラー住宅価格指数に相応するのは、路線価などが近いものがある。
例文4.景気の羅針盤となっているのがケース・シラー住宅価格指数で、不動産価格がアメリカだけでなく世界全体の景気を占うほど重要な意味がある。
例文5.ケース・シラー住宅価格指数は毎月末頃の22時か23時に発表されるので、その発表によりドル円など為替相場に影響を与える。

｢ケース・シラー住宅価格指数｣をより深く掘下げた文章の例です。

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ケース・シラー住宅価格指数の会話例

• 今後の景気の先行きを占う指標って、いくつもあるじゃないですか？

• うん、色々あるね！

• 最近、ケース・シラー住宅価格指数を知ったんですけど、これを見ているとダウ価格と殆ど連動していますよね。と言う事は、ダウを勝っていれば間違いないと言う事ですか？

• 一概に言えないし、投資は結果論になるけど、その可能性は非常に高いよね。日本株や為替の売買で悩んでいるなら、少ない資金でダウやアメリカ株を投資できるCFDに切り替えて、そっちの方が儲かる可能性はあるよね。

｢ケース・シラー住宅価格指数｣を見た上での、アメリカへの投資についての会話です。

ケース・シラー住宅価格指数の類義語

｢ケース・シラー住宅価格指数｣の類義語には、｢住宅価格指数｣｢新築住宅販売件数｣などの言葉が挙げられます。

ケース・シラー住宅価格指数まとめ

｢ケース・シラー住宅価格指数｣とは、毎月発表される全米の住宅価格動向を示す重要指標で、この結果が世界の景気を左右すると言えるほど注目されています。基本的には長年右肩上がりで上昇し、それに伴いダウなども連動して上がっています。ですから、完全なる景気の先読みとは言えず、発表されても想定内の値なら為替相場に影響を与える事はないが、それでも他の主な指標よりは重要視されているのも事実です。