ケータリング(catering)
近年では飲食に関する多様なサービスが利用されており、この「ケータリング」もその一つです。主に会社の式典などの場面で使用されるこの「ケータリング」ですが、その意味はご存知でしょうか?デリバリーや出前、仕出し等と混同されてしまう事も多い言葉ですので、そういった類義語との違い、由来などもあわせて解説していきます。
ケータリングの意味とは
ケータリングとは、食事の宅配サービスの形態の一つです。デリバリーや出前、仕出しのように食事を届けてくれるのはもちろんのこと、会場の設営から料理の盛り付け、飲み物のセッティング、また食器・カトラリー・おしぼりなどの備品の用意もしてくれます。そのためパーティーや式典などの、比較的人数が多く会場を貸し切って行う会食の際などに利用されます。この形態のサービスでは自分たちが指定した場所でお店の人が調理をしてくれるので、例えば会場内での調理を依頼することも可能で、温かい料理をすぐに食べることができます。また、サービスを利用する側の負担が少なく参加者も気軽に参加できるという事も利点となり、近年さらに人気が増加しているようです。
ケータリングの由来
英語では「catering」と書き、これは「cater(料理を提供する)」に現在進行形を表す「ing」がついて出来た言葉です。日本語では「仕出し」や「出前」と訳されますが、日本で一般的に「ケータリング」というと、「仕出し」や「出前」とは少々異なった意味として使われています。現在ではケータリング専門業者が存在するほか、ホテル付帯のレストランの一事業としても提供されることが多いようです。
ケータリングの文章・例文
例文1.毎年入社式では、会社近くのホテルのパーティー会場を貸し切りケータリングが振舞われる
例文2.食事会場の設営から配膳や調理・片付けまで行うケータリングサービスは、近年益々人気が出ている
例文3.大きな会場とケータリングを利用して、立食パーティーを開催する
例文4.会議が終わった後は会議室にケータリングを用意し、お客様をもてなす予定だ
例文5.新入生やその保護者同士の親睦を深めるために、ケータリングを利用して学校の体育館で懇親会を行う
ビジネスシーンや学校関係者の会食などの場面で使われることが多い言葉なので、しっかりと意味を理解しておくと様々な場面で自信を持って活用出来ます。
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ケータリングの会話例
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この間の懇親会はどんな様子だった?
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大きな会場で驚いたけど、食事はケータリングを用意されていたから、好きなものを選んで食べることが出来て気軽に参加できる雰囲気だったよ。
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そうなんだ。ケータリングって経験ないんだけど、ブッフェの出前みたいなイメージ?
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まぁそんな感じかな。業者が料理を持って会場に来て、配膳や調理、飲み物の提供や片付けまでしてくれるんだよ。
大きな式典などで利用されることが多いため日常生活の中で頻繁に経験することは少ないかと思いますが、言葉としては一般的に使われているので耳にする場面も多いかもしれません。
ケータリングの類義語
ホテルなどで会場からお料理まで一括してパーティーを運営する「バンケット(banquet)」というサービスがあります。バンケットとは「宴会」を意味する言葉で、ケータリングと同じように会場を貸し切って行う大規模なパーティーなどのことを指すので、これは類義語と言えるでしょう。
また「仕出し」や「出前」も食事を届けてくれるサービスですが、こちらは配達までの対応なので、少々定義が異なる点に注意して使いましょう。
ケータリングまとめ
いかがでしたでしょうか。ビジネスシーンや学校関係者の会食などの場面で使われることが多い言葉なので耳にする機会も多いと思いますが、類義語との違いを知らずに使っていたという方も意外と多かったのではないでしょうか。ぜひこの言葉の意味を覚え、様々な場面で活用してみてください。