コンコルド効果(Concorde effect)
ここでやめなきゃいけないけど、勿体無くてやめられないというような心理状態に陥ったことはあるでしょうか。パチンコや競馬といったようなギャンブルをしたことがある人はなんとなくわかるのではないでしょうか。このような状態を指す言葉で「コンコルド効果」という言葉があるので、解説をしていきたいと思います。
コンコルド効果の意味
コンコルド効果というのは、ある対象に対して金銭的なものや時間を投資してはいるが、その結果がマイナスになるとわかっていても、それまでに投資したものに対しての惜しさからやめるにやめられない心理現象のことを表します。
例えば、パチンコやスロットで1万円投資をしたが明らかに負けになるとわかっていても、1万円投資しているしいつかは当たるかもしれないという心理が生まれ、やめられないような状態です。
コンコルドに関してはハチの一種であるアナバチでの実験があり、アナバチはコンコルドの誤りを犯すことが実験結果によってわかっています。
コンコルド効果の由来
この言葉は、イギリスとフランスで共同開発された超音速旅客機である「コンコルド」の商業的な失敗に由来した言葉です。
コンコルド効果の文章・例文
例文1.やめなきゃいけないけどやめられないこの感じがコンコルド効果なんだろう
例文2.コンコルド効果について実験してみたい
例文3.友人がFXでコンコルド効果に陥っている
例文4.コンコルド効果にはまってしまうと、なかなか抜け出すことができない
例文5.コンコルド効果には恐怖を感じる
コンコルド効果にはまってしまうと、大きな損失につながる恐れもあります。
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コンコルド効果の会話例
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昨日パチンコで10万円も負けちゃったんだよね。あそこでやめておけばなー。
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10万円!?馬鹿だね。
なんでそんなに使ったの!? -
途中でこのままじゃまずいとはわかっていたんだけど、最初に使った分を考えたらやめられなくなっちゃって…
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コンコルド効果ってやつか。自業自得だね。
こうした経験がある人は少なくはないかと思います。
コンコルド効果の類義語
コンコルド効果の類義語としては「サンクコスト」が挙げられるでしょう。サンクコストは日本語で「埋没コスト」とも呼ばれ、資金や資源や人材のリスク管理に関わってくる言葉です。
コンコルド効果まとめ
以上、コンコルド効果という言葉について解説をしてきました。ビジネス面でも使われるような言葉ですが、イメージ的にはプライベート面に関わってきそうな言葉ですね。