「コンシューマー」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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コンシューマー(Consumer)

「コンシューマー」とは「消費者・一般消費者・最終使用者といった意味になるITやビジネス用語」です。IT分野やビジネス業界は独特の用語が多く、それも数年もするとまた違った言葉が誕生して以前の言葉が時代遅れになるから困ったものですよね。常にアンテナを張っていないと仕事の会話も理解できなくなり、まるで異国に迷い込んだようです。今回の「コンシューマー」も「消費者」の事なのですが、現代らしくさらに拡大解釈がされています。

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コンシューマーの意味とは

「コンシューマー」の意味は以下の通りとなります。
 (1)英語「consumer」の直訳から「消費者」や「購入者」など。
 (2)IT用語で商品やサービスなどを消費する人々「消費者」であり、特に「一般消費者」の事。
 (3)ビジネス・マーケティング用語でも「消費者」だが、特に「一般消費者」や「最終使用者」の事。
 (4)「コンシューマ」も同義。
「コンシューマー」は英語表記「consumer」の直訳「消費者」から、IT業界やビジネス・マーケティング用語として近年は使用されます。直訳の「消費者」とするだけでなく、さらに踏み込んで「一般消費者」や「最終使用者」といったニュアンスで使われる事が多く、例えばIT業界ならパソコンやソフトの新製品が企業向けではなく普通の人々をターゲットにしたものを「コンシューマー」や「コンシューマー製品」と言います。同様に業務用ではなく一般家庭向けゲームを「コンシューマゲーム」、個人や家庭向けをターゲットにした製品などの総称的に「コンシューマー市場」となります。さらにはビジネスやマーケティング用語では開発した製品などの「最終使用者」を「コンシューマー」とする事で購入者と明確に分け、これは子供用品などで高額製品なら購入者は両親などで、「コンシューマー」は子供になるからです。このように企業などが細かな商品分析や情報収集をする際には、単なる「消費者」と一纏めにするのではなく、「コンシューマー」等々の専門用語を使い分けています。因みに「コンシューマーリズム」(consumerism)は「消費者主義」、「コンシューマリレイションズ」(consumer relations)は「企業が消費者と良好関係を目指す広告活動」です。

コンシューマーの由来

「コンシューマー」の由来は正確には分かりませんが、消費者の立場が鮮明になったのは18世紀末のイギリスの産業革命からとされています。その後はアメリカや日本でも消費者が協力して企業に是正を求める「消費者運動」が起こっていきます。

コンシューマーの文章・例文

例文1.アニメやゲームほどコンシューマーを意識して大事にしている業界もないだろう。
例文2.ある企業の入社説明会に出掛けたら、大学生相手にコンシューマービジネスを熱弁する30代ぐらいの担当者の腕から不気味なタトゥーが見え隠れし、あまりにも怪しくて途中で逃げ出した。
例文3.ゲーム世界のコンシューマーは素人であるユーザーが態々使う必要がないと思うが、最近の自称オシャレなゲーム好きはゲーム機本体のPS5を「コンシューマーゲーム機」と長く呼ぶ無意味な事をしている。
例文4.日本メーカーに多い無意味な機能満載のパソコンやスマホは本当にコンシューマーの事を考えているのか、それとも自分たちの利益確保で無駄に製品価格を釣り上げる目的なのかハッキリさせてほしい。
例文5.証券会社は新規口座開設者には現金プレゼントやポイント還元で大判振る舞いをするくせに、短期取引で儲かる利用者になると汚い手口で口座凍結をして追い出し、これがコンシューマービジネスなら恥ずべき行為だ。
「コンシューマー」を使った例文となります。

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コンシューマーの会話例

  • この製品はないんじゃない? ちょっとクレームを入れようよ。

  • いいって。どうせ安い買い物だったし。それに連絡したりと面倒じゃない。

  • そうだけど、あまりにも企業は消費者であるコンシューマーを蔑ろにしているよね。

  • 全くよね。でもこんな会社はいずれ潰れるでしょう。私もクレームは入れないけど、今からSNSにこの商品の酷さを動画付きでアップしてやるから。

詐欺のような酷い商品を購入してしまい、企業にクレームを入れるかどうするかという会話をしています。

コンシューマーの類義語

「コンシューマー」の類義語には「パーソナル(個人用)」「ホーム(家庭用)」「利用者」「エンドユーザー」「使用者」などの言葉が挙げられます。

コンシューマーの対義語

「コンシューマー」の対義語には「ビジネス(仕事用)」「コーポレート(企業向け)」「エンタープライズ(大企業向け)」「生産者」「製造者」「メーカー」などの言葉が挙げられます。

コンシューマーまとめ

商品を購入したりサービスを受ける「消費者」が「コンシューマー」です。近年はITやビジネス用語として商品の購入者やお客などと分けて、最終使用者や一般消費者として「コンシューマー」が使われる傾向があります。そして「コンシューマービジネス」や「コンシューマー製品」といった言葉も一般的になっています。

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