コンチネンタルブレックファースト(Continental Breakfast)
「コンチネンタルブレックファースト」とは「コーヒーとパンだけといったヨーロッパスタイルの軽い朝食」です。英語「continental」の直訳は「大陸」で基本的にはヨーロッパ大陸やアメリカ大陸を指しますが今回は「ヨーロッパ大陸」となり、そこから「ヨーロッパ式朝食」が「コンチネンタルブレックファースト」です。では、その中身はどのようなものなのか調べてみました。
この記事の目次
コンチネンタルブレックファーストの意味とは
「コンチネンタルブレックファースト」の意味は以下の通りとなります。
(1)ヨーロッパ式のコーヒーなどの飲み物とパンを中心とした簡単な朝食。
(2)ホテル業界の専門用語で、英語「continental breakfast」の直訳「ヨーロッパ大陸の朝食」からコーヒーとパンなど火を通さない料理が中心な簡単メニューとなる朝ご飯の事。
「コンチネンタルブレックファースト」は英語表記「continental breakfast」の直訳「ヨーロッパ式朝食」から、欧米で主流の朝食スタイルで海外ホテルなどに多い飲み物とパンを中心とした食事です。具体的にはコーヒーや牛乳にバター付きパンやジャム、それにフルーツやヨーグルトとなり、少し豪華になるとハムやサラダも備わるが卵料理やスープといった火を使った料理がない簡素な朝食が「コンチネンタルブレックファースト」です。ヨーロッパでは定番というか王道スタイルの朝食になり、アメリカの場合はこれらに加えて卵料理やベーコンなど付いて「アメリカンブレックファースト」(american breakfast)となります。厳密には現在はヨーロッパといってもそれぞれの国で食事に違いがあり、北欧などはハムやチーズが付いてきたり、高級ホテルなら肉料理が付くなどもありますが、所謂典型的なパターンとしては質素なメニューばかりで用意する方も簡単になり、価格が安いといった共通点があります。理由は色々考えられますが、ヨーロッパの場合は昔から昼食と夕食を豪華にする代わりに朝は軽い食事で済ませて仕事をするのが庶民の習慣であり、またホテルでも朝から手の込んだ料理は従業員が大変で時間が取られるなどがあって、現在でもホテルなどの食事は「コンチネンタルブレックファースト」と基本なっています。一般の家庭でも、例えば食事が美味しいイタリア・フランス・スペインなどでも「コンチネンタルブレックファースト」が中心で、日本的にはお茶漬け・おにぎり・食パンだけを食べるといった感覚に近いところがあるようです。
コンチネンタルブレックファーストの由来
「コンチネンタルブレックファースト」はヨーロッパで昔から習慣となっている朝食スタイルで、古代ローマ時代の頃に始まったとされています。この時代は貴族や王様は朝から豪華な食事でしたが、農作業などをする庶民はパンや果物程度を食べて仕事に取り掛かり、その習慣が現代にも深く根付いているのです。
コンチネンタルブレックファーストの文章・例文
例文1.朝は絶対にご飯と味噌汁が食べたいので、コンチネンタルブレックファーストを出すホテルに泊まるのは無理だと冷え切ったパンを食べながら悟った。
例文2.海外ホテルはシャワーのお湯温度は低く、朝飯も体が冷えるコンチネンタルブレックファーストで旅行初日から日本に帰りたくて泣きたくなった。
例文3.日本は想像以上に貧しくなり、それは小学校の給食がまるでコンチネンタルブレックファーストのような料理ばかりが出るのを見れば明らかである。
例文4.「ヨーロッパ人を奥さんにすればコンチネンタルブレックファーストしか出ないのよ」と、手抜き料理が得意な妻が激高しながら自分を正当化して、今日も最悪な朝がこうして始まる。
例文5.あれだけ体格が良い欧州人も朝飯は栄養価が低いコンチネンタルブレックファーストというのだから、これで朝から納豆や焼き魚を食べるようになれば完全体になって、ますます日本人はコンプレックスから整形や骨延長に走るだろう。
「コンチネンタルブレックファースト」を使った例文となります。
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コンチネンタルブレックファーストの会話例
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今日の朝飯は何を食べるか…、んー悩みどころだ。
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それなら気分転換に有名ホテルでも行こうよ。朝からご馳走食べたいし!
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えー、有名ホテルでもどうせ冷たいだけなコンチネンタルブレックファーストで、固いパンと苦いコーヒーをしかめっ面で飲むだけじゃん。
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しかめっ面はあなたがコーヒー嫌いだからでしょう。とにかく一度は行ってみようって。
有名ホテルの「コンチネンタルブレックファースト」を食べに行くか否かという会話です。
コンチネンタルブレックファーストの類義語
「コンチネンタルブレックファースト」の類義語には海外式の朝食として「ビュッフェスタイル」「ブレックファストブッフェ」「コンチネンタル朝食」などの言葉が挙げられます。
コンチネンタルブレックファーストの対義語
「コンチネンタルブレックファースト」の対義語には日本式の朝食として「和朝食」「洋朝食」「朝ご飯」「モーニング」「モーニングサービス」、アメリカ式のベーコンや卵料理が付く「アメリカンブレックファースト」「アメリカン朝食」などの言葉が挙げられます。
コンチネンタルブレックファーストまとめ
以上が海外ホテルなどで一般的なヨーロッパ式のコーヒーとパンが主流な朝食「コンチネンタルブレックファースト」の解説となりました。日本でも外資系ホテルなどでは「コンチネンタルブレックファースト」を出すところが多く、それぐらい朝食なら軽めの食事というのが定番となっています。もし、朝からしっかり食べたいならビュッフェやバイキング方式のホテルにした方が無難ですし、ホテルでなくても海外では朝食は「コンチネンタルブレックファースト」というスタイルがとても多いです。