コンバージョン(Conversion)
「コンバージョン」とは「サイト訪問者が広告クリック・商品購入・会員登録などをして、運営側である企業に有益をもたらす行為」です。今や半数以上の人が1日平均で2時間以上はスマホでネットを閲覧しているというデータがあり、最早スマホやネットなしの生活は考えられないようです。企業としてもサイト訪問者を如何に多くするかが命題であり、「コンバージョンを上げる方法」を日夜模索しています。
この記事の目次
コンバージョンの意味とは
「コンバージョン」の意味は以下の通りとなります。
(1)英語表記「Conversion」の直訳から「変更」「転換」「変化」「転向」「(通貨の)両替」など。
(2)ITやマーケティング用語で、Webサイトの利用者である来訪者が商品購入したり会員登録などの行動をしてくれた事。
(3)企業のサイトを訪れた人が商品購入・資料請求・会員登録などをして優良な顧客に変化する事で、どのような形でサイトを訪れたかや広告クリック回数なども大事な情報としてカウントされる。
「コンバージョン」は英語表記「Conversion」(略称”CV”)、直訳すると「変更」「転換」「変化」「転向」「(通貨の)両替」などですが、ITやマーケティング用語として企業のWebサイトの訪問者が顧客に「変化」「転換」したといったニュアンスで使われます。殆どのサイト利用者は単に閲覧しているだけで企業にとっては有益なお客とは言えませんが、そんな大勢の中で一部は商品を購入したり、会員登録や広告をクリックしてくれるので、大事な顧客になってくれるのです。ですからITやマーケティング業界ではこのような訪問者から顧客に変わるのを「コンバージョン」、「コンバージョン」になった割合を「コンバージョン率」と言います。「コンバージョン」はさらに分類され、広告をクリックした後に商品購入は「クリックスルーコンバージョン」、広告クリックなしで数日経過して商品購入は「ビュースルーコンバージョン」、「クリックスルーコンバージョン」の回数は「ユニークコンバージョン」、広告クリック後に他サイトなどに移動せず商品購入は「直接コンバージョン」、広告クリック後に他サイトに移動したり後日購入するのを「間接コンバージョン」、そしてこのような「コンバージョンの総回数」が「総コンバージョン」です。因みに医療・建築業・ラグビーなどでも「コンバージョン」は専門用語として使われています。
コンバージョンの由来
「コンバージョン」の由来は残念ながら不明ですが、文献としては昭和初期の用語辞典「音引正解近代新用語辞典」などに文言が記されています。
コンバージョンの文章・例文
例文1.プログラマーになって企業のwebサイトを作るなら、コンバージョンぐらいは理解しておくべきだ。
例文2.捻くれた性格だから大企業のコンバージョンに貢献したくないので、会員登録をしないで商品購入していたが、流石に毎回個人情報を入力するのは面倒で一体今まで何と戦っていたのかと思ってしまう。
例文3.結局のところコンバージョンという用語を使っているが、企業は個人をお客として囲い情報を得たくて仕方がないのだろう。
例文4.パソコンよりもスマホの方が商品クリックさせやすくコンバージョンの視点からメリットが多いので、企業はスマホ向けアプリを必死に開発したりと利用者を優先させているようだ。
例文5.かつてはポイント欲しさにポイントサイトから無意味な会員登録を繰り返していたが、これも企業側からするとコンバージョンをしてくれた事になるのだろう。
「コンバージョン」を使った例文となります。
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コンバージョンの会話例
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浮かない顔をしているね。
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うん。〇〇さんからコンバージョンを上げる課題を突き付けられて…。在り来たりな方法はもう出尽くしているじゃないですか? だからどうするべきか…。
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そんな時は原点に戻るんだよ。もっとユーザーの立場で考えたら、思いがけないアイディアが浮かぶんじゃない?
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それって…、よくある定型文のようなアドバイスですよね…。ちょっと、休憩してきます。
自社webサイトを運用する部署に勤務する2人の会話内容です。
コンバージョンの類義語
「コンバージョン」の類義語には「借り換え」「変換」「移行」「コンバート」「スイッチ」「シフト」「コンバージョンレート」「コンバージョンAPI」などの言葉が挙げられます。
コンバージョンの対義語
「コンバージョン」の対義語は厳密にはありませんが、強いて挙げるなら「不変」「因循」「単調」などになります。
コンバージョンまとめ
ITやマーケティング用語として使われる事が多く、サイト訪問者が商品購入したり会員登録など企業に有益をもたらす行動をしてくれるのが「コンバージョン」です。直訳すると「変化」「移行」「変換」となるので他の分野でも使われる頻度も高く、ある種使い勝手の良い言葉となっているのが「コンバージョン」です。