「コーラブル債」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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コーラブル債( callable bond)

社債には色々な種類があり、どれにも購入する人に有利な条件が付いていますが、このコーラブル債は、販売する側の会社にも都合がよい債権だという特徴があります。

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コーラブル債の意味とは

会社が資金を集める為に販売する社債の中で、このコーラブル債は、その会社側の都合で買い戻しができるという条件が付いている社債です。
社債とは満期まで持ち続けることを条件に、決められた金利が得られる投資対象ですが、コーラブル債には、その満期の前に最初から決められた「償還可能日」があり、そこで会社側が買い戻しをすると決めた場合、所持している人はそれに従わないといけません。
その為、満期までに予定していた金利が全て得られるとは限らないというデメリットがありますが、元々他の社債より金利が高く設定されていることがほとんどなので、満期の前の償還可能日に買い戻しが行われたとしても、それなりの利益は確保できます。
社債の発行によって、資金こそ集められますが、いつまでもそれを発行したままでは、会社としての信頼に関わる(その分の負債を抱えているので)ことになります。そこで、業績が回復すれば、それを早めに返済してしまうことが可能だという、会社側に有利なオプションが付いている社債です。

コーラブル債の由来

コーラブル債の由来は、英語の「callable」(呼び出しができる)の意味からです。販売した側が、買った人に対し、コール(買い戻しの呼び出し)が可能だという社債を表しています。
ただし、もちろんそれがいつでも可能という訳ではなく、予め決められている償還可能日だけに限られています。そこで買い戻しのコールが無かった時には、そのまま満期日で清算となります。

コーラブル債の文章・例文

例文1.もうすぐ償還可能日が来るコーラブル債を所持している
例文2.コーラブル債を満期まで持ち続けられれば、かなりの金利収入になるだろう
例文3.次に社債を発行するならコーラブル債にしようと会議で決まった
例文4.そんなにコーラブル債がお得だとは思わない
例文5.コーラブル債を中心に投資対象を探している途中だ
コーラブル債は、例え償還可能日に買い戻しが行われたとしても、一定の利益は出るように考えられています。その為、他の社債より短期間で同等の利益が出せることも珍しくありません。

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コーラブル債の会話例

  • 社債にはどんどん手を出しているんだけど、思ったより利益が伸びないな。

  • 利益が伸びないならコーラブル債に手を出してみたら?金利が高くておすすめよ。

  • またハイリスクハイリターンなんだろ?もう騙されないぞ。

  • 人聞きが悪いわね。今回は、発行している会社側にも購入者にもメリットがあるのに…

投資には珍しく、色々なところにメリットがあって利益が大きいコーラブル債についての会話でした。

コーラブル債の類義語

コーラブル債の類義語として、「マルチコーラブル債」という言葉があります。こちらは、償還可能日が1つではなく、それがいくつか設定されているコーラブル債のことです。
どの償還可能日に買い戻しが行われるか全く分からず、満期まで行われないこともある為、所持するべき期間の予想が付かないというデメリットがありますが、金利はコーラブル債より総じて高く設定されているという点がメリットとなっています。

コーラブル債まとめ

コーラブル債は、発行する会社側だけでなく、購入する側にも当然メリットがあります。ただし、金利の設定によっては、償還可能日に買い戻しをされてしまうと、大した利益にならない可能性があるという社債です。

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