ゴールドマスター(Gold Master)
「ゴールドマスター」とは「ソフトウェアなどで発売される状態に仕上がった最終版や完成版」です。ソフトの開発現場ではいくつもの段階を踏んで、消費者が購入する運びとなります。良くあるのは試作段階をアルファ版、さらに改良や修正されてベータ版となり、遂に完成したのが正式版となります。この正式版をIT業界や関係者などは「ゴールドマスター」と呼んでいます。
この記事の目次
ゴールドマスターの意味とは
「ゴールドマスター」の意味は以下の通りとなります。
(1)IT用語でソフトウェアの製品化の最終段階や最終バージョンとなった原盤を指し、「ゴールデンマスター」とも言う。
(2)ローソン限定のPB新ビールの商品名で、手頃な価格ながら味やデザインが良く女性客からも好評を得ている。
”ゴールド”は「黄金」「金色」、”マスター”は「師匠」「責任者」「経営者」「レコードや映画などの複製前の元になる盤やオリジナルメディア」で、ローソンから発売された新ビールの商品名が奇しくも「ゴールドマスター」ですが、本来は製品の最終段階や最終バージョンを表すIT用語です。所謂、完全版やマスター版や正式版といった呼び方もされますが、後は複製をして販売するだけという段階の事です。「ゴールドマスター」よりも「ゴールデンマスター」や頭文字から「GM」と呼ぶ方が多いようで、要は「まるで黄金のような価値がある原盤」としているのでしょう。ソフトウェアの開発では、アルファ版・ベータ版といった流れから最終段階が「ゴールドマスター」となり、その後は製品版となって市場に流通していきます。
ゴールドマスターの由来
「ゴールドマスター」の由来は一説によると、iPhoneなどを手掛ける「Apple」が自社の製品開発で使い始め、それが世界中に広まったと言われています。
ゴールドマスターの文章・例文
例文1.音楽オタクなので好きなアーティストの原盤であるゴールドマスターをネットオークションで手に入れた時は嬉しさから体が震えてしまった。
例文2.仕事帰りにローソンでゴールドマスターを購入して家飲みするのが最近の細やかな楽しみだ。
例文3.ゴールドマスターになってから不具合が発覚した時は、社長は激昂してそれは大変な騒ぎになった。
例文4.俺の仕事はアルファ版を仕上げるだけなので、ある意味でとても気楽だがゴールドマスターに関わる部門は神経がすり減って大変そうだ。
例文5.きちんと保管をしていたのにゴールドマスターが紛失してしまい、この時は会社が倒産するのではと本気で思ったが、何とか危機を乗り越えた。
最終版や新ビールとして「ゴールドマスター」を使った例文です。
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ゴールドマスターの会話例
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今日も帰りは遅くなりそうだわ。
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忙しい時期だものね。仕方がないわよ。
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そうなんだよ。来月までには新製品をゴールドマスターに仕上げる計画だから、どうしても早く帰るのは難しいな。社内もピリピリしているし…。
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あまり無理をせずに頑張ってきてね。いってらっしゃい。
出勤前の夫婦の会話内容です。仕事が忙しくて帰りが遅くなると夫が妻に伝えています。
ゴールドマスターの類義語
「ゴールドマスター」の類義語には、「商用版」「完成バージョン」「最終版」などの言葉が挙げられます。
ゴールドマスターの対義語
「ゴールドマスター」の対義語には、「試作品」「アルファ版」「アルファバージョン」などの言葉が挙げられます。
ゴールドマスターまとめ
「ゴールドマスター」はIT用語で最終段階のソフトウェアの事です。「原盤」や「マスター版」や「正式版」など様々な呼び名もされますが、発売される製品と遜色ない状態に仕上がった完成バージョンです。