サチュレーション(saturation)
みなさんは、サチュレーションという言葉を聞いたことがありますか?サチュレーションという言葉って何?という人がほとんどだと思います。
これは医療用語や化学業界、画像や映像などの業界で幅広く使われています。たとえば医療用語だと酸素の飽和度(oxygen saturation)を表すSO₂(えすおーつー)が一般的なのではないかと思います。動脈血中の酸素飽和度が90%以下の場合、心臓や肺機能の低下が疑われます。その原因として、加齢による酸素飽和度が低下や労作時などがあげられます。
このサチュレーション、みなさんはこの意味を正しく理解していますか?
サチュレーションの意味
サチュレーション自体の意味は、「飽和、飽和度」です。
医療現場になるとその意味は少し異なります。飽和度は飽和度でも、「酸素飽和度」という意味になります。医療用語では、いかに端的に伝えられるかがポイントになりますので、このようにして言葉が正確には違うという事もでてきます。
化学業界では、元の意味のそのままの意味になります。例えば、溶液が飽和状態にあったりすることをサチュレーションと呼びます。
画像や映像では例ですが、映像が白飛びしたりして映像として出力できる限界を超えてしまったときなどに使います。
まだまだ例はいっぱいありますので、調べてみてはいかがでしょう。
サチュレーションの由来
どうしてサチュレーションが広く使われるようになったのかは、よくわかりませんでした。もしかすると、この言語の使い勝手が良いのであらゆる分野に浸透していったのではないかと思います。
サチュレーションの文章・例文
例文1.この画像サチってるじゃないか。やり直しだ。
例文2.この患者さん、サチュレーションが低いわ。もう一度検査しましょう。
例文3.この溶液がサチュレーション状態にあるからもうこの溶液を追加するのはやめよう。
例文4.映像でサチュレーションを防ぐにはどうしたらいいんだ?
例文5.この画像サチュレーションしている部分が多いけど、どうして?
あまりサチュレーションとは言わず、「サチってる」という言葉を使うことが多いです。
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サチュレーションの会話例
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なあ、この顕微鏡の画像だけど、この蛍光試薬の濃度濃すぎないか?
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あーこの時間でここまで反応が出ているともしかして・・・
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ほら、やっぱりサチってるじゃないか!この実験の濃度は前の論文を参考にしたのになんでだ?
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やっぱりこの蛍光試薬の検討が間違っているんじゃないですか?
とある研究室での会話でした。このようにして、サチュレーションとは使わずにサチってるという言葉を使うのです。
サチュレーションの類義語
サチュレーションの類義語としては、飽和率があげられますが、サチュレーションの意味に含まれるようなので、類義語とは言えないです。
サチュレーションまとめ
サチュレーションという言葉は、ビジネスでも同じ意味で使われることがあります。たくさんの業界で使われていますが、意味は「飽和」ですのでこれを覚えてしまったら問題ないです。
このように、あらゆる業界で使われる言葉は少ないです。しかも、その意味の改変もないということも考えるとなかなかに少ないと思います。しかし、そのような単語の意味もひとつひとつしっかり覚えるというよりは、ひとつの大きな意味をとらえたほうがわかりやすいと思います。このようにして、たくさんの言葉を習得していきましょう。