サンクコスト(sunk cost)
あまりなじみのある言葉では無いですが、企業が投資や新規事業の参入においては、当然リスクとしてこのサンクコストについては検討計算をしています。今回はサンクコストについて説明をしていきます
サンクコストの意味とは
サンクコストの意味は英語表記で「Sunk Cost」となります「sunk」は沈むという意味で「Cost」は費用となります。そのため日本語に直すと埋没コストと呼ばれます。またサンクコストは資金だけではなく労働力についても同様の考え方をします。そしてサンクコストについては時間も同じで、過ぎ去ってしまった時間は決して取り戻せない為、新規事業や新規投資には慎重な判断が迫られます。
サンクコストの由来
サンクコストの由来は従来からある寡占論と言う考え方に基づき、新規事業や新規投資において転用可能かどうかという点も、重要な判断基準になります。また1982年にはコンテスタビリティー理論によって企業の多寡によってだけを判断されず潜在的な新規参入が検討されるようにもなっています。
サンクコストの文章・例文
例文1.サンクコストは今後取り返すことのできないものだ
例文2.時間や費用もサンクコストに入る
例文3.意思決定を鈍らせるのはサンクコスト
例文4.得られる見込みの利益に対してサンクコストを計算する
例文5.人間は心理的な影響によりサンクコストを無視できない
「もったいない」という人間の思いが、企業においては経済的合理性のない誤った判断を引き起こし、サンクコストの増大を招いてしまいます。
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サンクコストの会話例
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今日のコンサート楽しみだなー。
今回、チケット当ててくれてありがとう。 -
どういたしまして。…うん?あれ?ない…忘れた。
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で、でも、当日券あるみたい。これで見よう!!
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これで、前売り券のお金はサンクコストになっちゃうね…でも見たいから仕方ないよね。
サンクコストを考えると、もったいないと感じることもあると思います。しかし、その時にどういう決断をするのかで大きく変わってしまうことがありますので注意が必要です。
サンクコストの類義語
サンクコストの類義語として「コンコルド効果」があげられます。
サンクコストまとめ
サンクコストについては、多くの企業が経済的合理性や相反する利益を検討計算をした上で事業行っています。ただ日常生活においては「もったいない」「お金を払ったのに」などの感情的な部分がサンクコストを増やすこともありますので冷静な判断が必要です。