シカト(しかと)
皆様は「シカト」という言葉はご存知でしょうか?今でも人間関係の嫌な仕打ちとしてありますよね…。当たり前に使っている言葉ですが、今回はそんな「シカト」について徹底的に解説していきます。
シカトの意味とは
「シカト」の意味は対象を無視することです。話しかけられても、聞こえないフリをする、メールなどを確認しても返信しないなどの行為のことを指します。
もちろん決していい意味で使われることはなく、冷遇をした相手に対して不快感を伝える時に使われます。
「はっきりと」という意味を持つ「確と(しかと)」とはまた別の言葉になるので注意しましょう。
シカトの由来
「シカト」はもともと「しかとう」と呼ばれており、花札の10月を表現している絵柄で鹿と紅葉が描かれた「鹿の十(しかのとお)」のことを指します。その姿がまるでそっぽを向いている様子から、「無視する」という表現で使われるようになりました。
賭博である花札の中で生まれた用語のため、もともとは任侠の世界で使われていましたが、1980年代ごろに不良の間でも使われるようになり、世間一般的な言葉となりました。
そのほかにも花札から生まれた言葉としては「ヤクザ」「ボンクラ」「ピカイチ」「三下」などがあり、これらも私たちの日常会話で多用されています。
シカトの文章・例文
例文1.昨日は彼女と大喧嘩をしたので、今日は一日中シカトされている。悲しい。
例文2.会社の上司にシカトされたかと思ってたけど、声が聞こえてなかっただけだったよ。
例文3.たくさんメールが来ているかもしれないけど、大体迷惑メールだからシカトしていいよ。
例文4.隣の家のおばさん、ゴミ出しの方法が間違ってたから注意したんだけどシカトされたんだよ。
例文5.友達同士でシカトするのはやめましょう。
「シカト」は悪い印象を与える言葉なので注意しましょう。
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シカトの会話例
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昨日友達のAくんにシカトされた、、、何でなんだろう、、、
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そうなんだ、何か悪いことでもしたのかい?
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思い当たることがなくて困ってるんだ。一昨日にテストの点数が僕の方が良かったから、「君は頭悪いね」っていっただけなんだけど、、、
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間違いなくそれに怒っているんだよ。君に悪気がなかったとしてもあいてを傷つけてはいけない。謝ってきな!
「シカト」を用いた友人同士の日常会話です。
シカトの類義語
「シカト」に関連する言葉として、「耳を貸さない」「スルーする」「取り合わない」などがあります。
シカトまとめ
今回は「シカト」という言葉について詳しくご紹介していきました。「シカト」はやってもいい気持ちがしませんし、されたら最悪な気分になります。「シカト」が生まれないような人間関係を作っていきましょう!