ジムナジウム(Gymnasium)
｢ジムナジウム｣とは｢スポーツジムや体育館など屋内の運動施設の総称｣です。いつからか健康意識が高まり、スポーツジム通いを日課にしている人も珍しくなくなりました。中にはどんなに忙しくても必ずジム通いをする強者までいたり、食事を徹底管理してアスリートのような肉体を手に入れた素人までいるほどです。そこまで必死ではなくても、気分転換や出会いなどを求めてジムに行くのも普通になり、日本ではジムやスポーツジムと言うのに対して欧米などでは｢フィットネスクラブ｣や｢ジムナジウム｣と呼ぶことも多いです。それでは日本では恐らくあまり通用しない｢ジムナジウム｣とは何なのか調べてみました。
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ジムナジウムの意味とは
｢ジムナジウム｣の意味は以下の通りとなります。
(1)英語表記｢gymnasium｣の直訳から｢スポーツジム｣｢体育館｣｢体操場｣など屋内運動場や屋内運動施設の事。
(2)運動やレクリエーションなどで使う体育館のような場所で、スポーツクラブやジムやレジャー施設などの総称。
(3)ホテル業界の専門用語では、海外ホテルなどに備わる屋内の運動施設で運動後のシャワーやサウナ的な施設も完備されている事が多い。
｢ジムナジウム｣は英語表記｢gymnasium｣、直訳すると｢スポーツジム｣｢体育館｣｢体操場｣で要するに屋内の運動場・運動施設となります。この｢ジムナジウム｣は元々は古代ギリシャが発祥とされ当時は屋内では裸で運動をしていたとされ、そこから欧米各国に広まってシャワーなどが整っている｢スポーツジム｣を｢ジムナジウム｣と呼び、また省略した｢ジム｣も定着をして日本でも広まっていきました。ですから、日本では屋内運動施設を｢ジムナジウム｣と呼んだり明記するケースは少ないですが、一部外資系ホテルでは使われる表現となっています。しかし、アメリカの場合は同じような屋内運動施設を｢フィットネスクラブ｣とするのが一般的なので、飽くまでも｢スポーツジム｣｢体育館｣｢体操場｣｢スポーツクラブ｣｢ホテル内運動施設｣などの総称が｢ジムナジウム｣と理解するべきでしょう。ちなみに屋外の運動施設は｢フィールド｣｢グラウンド｣｢コート｣になり、｢運動場｣は屋内と屋外の両方の意味が込められています。
ジムナジウムの由来
｢ジムナジウム｣の由来は古代ギリシャの屋内で運動や体操をする施設｢ジムナシオン｣からです。この時代は裸で運動をする習慣があり、そこから｢裸の場所｣を意味する｢ギムノス｣(gymnos)が｢ジムナシオン｣となり、更に現代でも使われている｢ジムナジウム｣に変わっていきました。ちなみに｢スポーツジム｣は1824年にドイツ・ベルリンで誕生したのが始まりとなっています。
ジムナジウムの文章・例文
例文1.アメリカの格闘家はジムナジウムで本格トレーニングをしているので、これには不良を集めてお山の大将を気取ってる日本の格闘技では成す術がないだろう。
例文2.仕事終わりにジムナジウムで汗を流し、そのまま愛車を走らせ県境の寂れた町に暮らす愛しの彼女へ会いに向かっている最中に大雪でスリップ事故を起こした。
例文3.アメリカやイギリスも地方のジムナジウムは昼間は高齢者ばかりで、年金を使って体を鍛えて若い連中の首を狙う計画を練っているようだ。
例文4.北朝鮮のジムナジウムで必要以上に体を鍛えてマッチョになったら国家転覆を目論むと銃殺されそうだが、その前に周囲には密告者が溢れて筋トレをするテンションもない気がする。
例文5.キャバクラとジムナジウムの経営を支える重要な客は半グレなどあっち系世界の住民ばかりだが、これは公然の秘密で口にすればどうなるか誰もが知っている。
｢ジムナジウム｣を使った例文となります。
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ジムナジウムの会話例
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今日も仕事帰りジムナジウムに寄っていくから。うん、それじゃあ。
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いつも奥さんに電話していますよね。真面目な性格なんですねー。
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いや…、違うんだよ。一度浮気がバレてからは、もう何をするのも連絡を入れないと大変で。ジムナジウムと言うのも、彼女のお父さんが元軍人だからその戒めで無理やり本場の言葉を使うように指導されたんだよ。
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だから、スポーツジムをジムナジウムって言わないとダメなんですね。でも、それも自業自得じゃないですか。
仕事終わりの職場の同僚同士の会話となります。
ジムナジウムの類義語
｢ジムナジウム｣の類義語には｢トレーニングジム｣｢トレーニングスタジオ｣｢トレーニング室｣｢トレーニングセンター｣｢総合体育館｣｢室内競技場｣｢屋内競技場｣などの言葉が挙げられます。
ジムナジウムの対義語
｢ジムナジウム｣の対義語には屋外の運動場として｢屋外運動場｣｢フィールド｣｢校庭｣｢運動公園｣｢グラウンド｣｢スタジアム｣などの言葉が挙げられます。
ジムナジウムまとめ
以上が屋内の運動施設である｢ジムナジウム｣の解説となりました。正直なところ日本では馴染みの薄い言葉ですが、海外でも欧州や東南アジアではメジャーな言葉となっています。特に海外の高級ホテルなら館内に運動施設｢ジムナジウム｣があり、運動で掻いた汗をその場で流すようにシャワーなども完備されています。