スイングステート(swing state)
スイングステートの意味は、アメリカの大統領選挙において、共和党・民主党の支持率が拮抗して、選挙のたびに勝つ政党が変動をする州を指します。アメリカの大統領選挙は基本的に勝者総取り方式の為、大票田のフロリダ州やペンシルベニア州を勝利する事は選挙で勝つための必須条件です。その為、スイングステートの動向には、アメリカ中が注視して見守っています。今日は「スイングステート」について、意味や由来、類義語や例文を交えて詳しく解説をしていきます。
この記事の目次
スイングステートの意味とは
スイングステートの意味とは、アメリカの大統領選挙において、選挙の度に共和党・民主党など勝つ政党が変わる州を指します。カリフォルニア州などの西海岸、北東部のエリアは昔から民主党の地盤であり、党のイメージカラーである青をもじって「ブルーステート」と呼ばれます。反対に中西部や南部は古くから共和党の地盤であり、党のイメージカラーの赤をもじって、「レッドステート」と呼ばれます。
アメリカの大統領選挙では勝者総取り方式で行われており、それぞれの地盤での勝利に加えて、スイングステートからいかにして支持を集めるかが重要で、それが勝利の分かれ道とも言えるほどです。
一般的なスイングステートは以下の州になります。()の中の数字は選挙人の割り当て人数になります。
フロリダ州(29)
ペンシルベニア州(20)
オハイオ州(18)
ミシガン州(16)
ノースカロライナ州(15)
バージニア州(13)
ウィスコンシン州(10)
コロラド州(9)
アイオワ州(6)
ネバダ州(6)
ニューメキシコ州(5)
ニューハンプシャー州(4)
スイングステートの由来
スイングステートの由来は、元々民主党の支持地盤を「ブルーステート」共和党の支持地盤を「レッドステート」と呼んでおり、選挙の度に結果が変わる事から、スイング(swing)がつけられて、スイングステート(swing state)と呼ばれるようになりました。
今回の共和党のドナルド・トランプと民主党のジョー・バイデンの大統領選挙においても、最終的に勝敗を分けるのはスイングステートと呼ばれる中でも特に大票田であるフロリダ州やペンシルベニア州の勝敗は、大統領選挙の明暗を分けると言っても過言ありません。
スイングステートの文章・例文
例文1.今回の大統領選挙ではスイングステートの勝敗が結果に直結するだろう。
例文2.スイングステートには各陣営ともに多くのお金と時間を割いて、支持集めに奔走している。
例文3.今後はスイングステートについて、日本でも理解がされることになるだろう。
例文4.トランプ大統領は前回の選挙でスイングステートのフロリダ州とペンシルベニア州で見事に勝利している。
例文5.スイングステートのエリアは多様性が混在している町とも言えるだろう。
スイングステートは今回のアメリカの大統領選挙で大きくピックアップされた言葉ですが、正しく覚えておくといいでしょう。
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スイングステートの会話例
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2020年の大統領選挙も本当に接戦になりそうだよね。
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やっぱりスイングステートの票をどちらで取るかで、結果が大きく変わってくるね。
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やっぱりそうなるよね、フロリダやペンシルベニアの結果がどうなるか本当に興味深いよね。
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ただアメリカでは今回の大統領選の候補が共に70代であることにも批判的な声が集まっているみたいだね。
アメリカの大統領選挙の結果を左右するスイングステートについての会話文になります。
スイングステートの類義語
スイングステートの類義語としては、「レッドステート」「ブルーステート」、アメリカの大統領選挙に関連する言葉としては、「スーパーチューズデー」が挙げられるでしょう。
スイングステートまとめ
今回のアメリカの大統領選挙の結果は本当に、フロリダとペンシルベニアをトランプ、バイデンのどちらがとるかで結果は変わってきます。それくらい重要であるからこそ、多くの時間とお金を投資して、選挙キャンペーンを展開するのです。もうしばらくで選挙も大勢が決まりそうですが、今回もスイングステートの結果次第となりそうです。合わせて「レッドステート」「ブルーステート」についても覚えておくといいでしょう。