スギムライジング(すぎむらいじんぐ)
「スギムライジング」とは「パラリンピックのボッチャで金メダルを獲得した杉村選手が得意とする必殺ショット・ライジング」です。ボッチャという競技は「地上のカーリング」と形容される緻密な頭脳戦が勝敗を左右するスポーツで、単純なルールだからこそ素人でも夢中になって観戦できる面白さがあります。杉村選手はボッチャの第一人者でもあり、そして見事に金メダルを獲得した事で一気に知名度が上がりました。そんな杉村選手の得意技「スギムライジング」の解説となります。
スギムライジングの意味とは
「スギムライジング」の意味は以下の通りとなります。
(1)東京パラリンピックのボッチャ混合個人で金メダルを獲得した杉村英孝選手が得意とする必殺ショットに敬意を込めた代名詞や愛称。
(2)パラリンピックのカーリングに良く似た競技「ボッチャ」で、難易度が最高に高い「ライジング」という技と杉村選手を引っ掛けた造語であり技の愛称。
2021年8月24日から始まり9月5日に幕を閉じた東京パラリンピックは大変盛り上がりましたが、その中でも話題を独占したのが、ボッチャ混合個人で日本史上初の金メダルを獲得した杉村英孝選手です。ボッチャは地上のカーリングと呼ばれる競技で、互いに青と赤の持ち球を投げて目標球に近い方が勝利という一見すると単純ですが緻密な組み立てが重要となり、球のコントロール能力が明暗を左右するゲームです。目標球に近付けるルールなので次第に球が密集していき、思うように投げるのが難しくなりそれを回避するのが肝となりますが、杉村選手が得意とする「ライジング」はその密集する玉の上を転がせるスーパープレイで、そこから名前と掛け合わせて「スギムライジング」と呼ばれています。9月1日の決勝戦では対戦相手は前回の16年リオデジャネイロ大会の金メダリスト(タイ代表のウォンサ・ワッチャラポン選手)でしたが、「スギムライジング」を繰り出して見事に5-0で圧勝し、一気にニュースやSNSなどでも話題を独占したのです。そしてパラリンピックが終了をしても今年を象徴する言葉として「新語・流行語大賞」にノミネートされました。
スギムライジングの由来
「スギムライジング」の由来は上記の通りパラリンピックのボッチャで金メダルを獲得した杉村選手が得意とするスーパーショット「ライジング」と名前を掛け合わせたものですが、いつ頃からどのように広まったか等の詳細は不明です。
スギムライジングの文章・例文
例文1.何気なくパラリンピックを観ていたら、杉村選手のスギムライジングが炸裂した瞬間に鳥肌が立った。
例文2.素直にスギムライジングはスゲーと思った。
例文3.スギムライジングが注目を集めたので、今後は他のパラリンピック種目での必殺技も話題になるだろう。
例文4.皇室や政治家の金問題を目の当たりにすると、なぜパラリンピックや選手などにもっと支援が出来ないのかと腹立たしくなり、奴らの頭にスギムライジングをぶつけたくなる。
例文5.それにしてもスギムライジングというスーパーショットで金メダルを獲得するなんて、杉村選手はカッコ良すぎだ。
杉村選手を称えるように「スギムライジング」を使った例文です。
- [adsmiddle_left]
- [adsmiddle_right]
スギムライジングの会話例
-
それにしても痺れたねー。スギムライジングには。
-
あんなミラクルショットがあるスポーツだとは思いもしなかったよね。
-
本当にそう。ボッチャっていうから少し舐めていたよ。
-
結局さ、パラリンピックにしても五輪にしても真剣な選手を観ていると、段々と感情移入をして最後は夢中になるのよね。
杉村選手のスーパーショットである「スギムライジング」について男女が興奮気味に話しています。
スギムライジングの類義語
「スギムライジング」の類義語には、「スギムラカッター」「スギサマビーム」などの言葉が挙げられます。
スギムライジングまとめ
「スギムライジング」は東京パラリンピックのボッチャ混合個人で金メダルを獲得した杉村英孝選手の得意技です。投げた球が密集した球の上を転がるというミラクルショットで、その素晴らしい技術から本来の技の名称は「ライジング」なのですが、そこに”杉村”を掛け合わせて「スギムライジング」と呼んでいます。