「スクラム」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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スクラム(scrum)

「スクラム」はラグビーにおける代表的なプレーの一つです。敵と味方がボールを間に挟み選手同士が組み合い、まるで相撲やけんか神輿のぶつかり合いの様ですよね。この迫力がラグビーの醍醐味であり、「スクラムを制するのが試合を制する」と言っても過言ではないほどです。そんな「スクラム」について、初心者でも分かるように詳しく解説をしていきます。

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スクラムの意味とは

「スクラム」の意味は以下の通りとなります。
(1)ラグビーにおける反則後のセットプレーであり、又はボールがライン外に出た場合の試合再開の方法。
(2)反則など試合再開時、両チームの体が大きなフォワード選手の8人が肩を組み合い、それぞれが相手チームを押し合い、ボールを奪おうとするもの。
(3)両チームによるボールの奪い合い。
(4)ラグビー以外では、団結や結束など力を合わせる事の喩え(スクラムを組む)。
「スクラム」は自動車名やソフトウェア開発などの場合もありますが、大半の場合はラグビー用語の一つとなります。ラグビーには、一般的な15人制のラグビーユニオン(通常のラグビー)、13人制のラグビーリーグ、他にも7人制や10人制などが存在します。この人数違いにおける「スクラム」の意義は、多少の違いがあります。基本的には反則やボールがラインから出た場合、試合再開する方法が「スクラム」です。通常ラグビーの場合は、両チームのフォワード8人が三列になり肩を組み合い、相手チームと足元に転がるボールを押し合うような形になります。フィジカルで有利なチームが相手チームを押し返してしまうので、「スクラム」が強い方が試合を有利に進めるのが現代ラグビーです。逆に言うなら、「スクラム」を制するようなチーム作りが出来れば、試合に勝つ可能性が高まります。

スクラムの由来

「スクラム」の由来は、アメリカンフットボールなどで使われている”小競り合い”を意味する「スクリメージ」(scrimmage)を短縮したものです。ラグビーは1823年が起源とされ、サッカーの試合中にボールを手に持って走り出したのが最初とされますが、反対意見も根強くあり真相は不明です。1845年にはラグビーの基本ルールが決まったので、この頃には「スクラム」が取り入れられていたと推測できます。

スクラムの文章・例文

例文1.入社したばかりの新人ともスクラムを組んで、このプロジェクトを成功させようと決意した。
例文2.日本代表のスクラムがヨーロッパ強豪国に負けていないのが驚きだった。
例文3.スクラムを組んで気合を見せろ。これが口癖の上司が入院した。
例文4.ラグビーに嵌まっている息子たちは、隙を見せるとスクラム勝負を挑んでくる。
例文5.社会に出て働くのは、昔は一つの歯車という表現だったが、今はスクラムを組むの方が相応しいと思う。

ラグビー用語や会社で同僚と力を合わせるという意味での、「スクラム」を使った例文です。

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スクラムの会話例

  • 最近、スクラムを組んでいますか?

  • 何、突拍子もない事をいきなり言うの? それって、セクハラだよ!

  • 違います。ラグビーの試合を観た後だから、誰かと協力して何かをやっていますか? という意味です。

  • あーそういう事ね。私はスクラムよりも、テニスのスマッシュという感じかな。何か仕事のイライラが取れないなー!

スクラムを組む様に協力して同僚と仕事をしているか訊ねたら、誤解をされたという会話です。

スクラムの類義語

「スクラム」の類義語には、「団結」「アシスト」「バックアップ」などの言葉が挙げられます。

スクラムまとめ

「スクラム」はラグビー用語の一つで、反則後やライン外にボールが出た場合の試合再開のセットプレーとなります。両チームの屈強な8人同士が三列になり、足元にあるボールを奪い合う押し合いです。相手チームを押し切るのはそれだけ力がある証拠で、「スクラム」が強い方が試合を有利に展開します。今では、「スクラム」の迫力やチームが協力しているところから、人々が団結したり支え合う場合も”スクラムを組む”と暫し使われます。

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